第6章では、Excelにおける論理式とIF関数の基礎について学びます。
この章では、まずTRUEやFALSEを使った基本的な論理式の作成方法を理解し、条件を基にした判断や比較演算子(例えば「=」「>」「<」など)を使用する方法を学びます。これにより、データの条件に応じて動的に変化する計算を行う準備が整います。
さらに、NOT関数を用いた条件の反転や、特定の条件下でTRUEとするロジックの構築も扱います。また、空欄を条件として扱う場合の処理方法も解説しており、データの有無に応じた操作が可能になります。これにより、データの整合性を保ちながら、条件に基づいた柔軟なデータ分析や管理が可能になります。
この章を通じて、IF関数を活用した実用的なデータ処理の基礎をしっかりと学び、Excelでの効率的な業務処理をサポートするスキルを向上させることができます。
06章01節…論理式とは・TRUEとFALSE/仮説の検証・判断-(Excel-レベル3)
次のような表を作成しておきましょう。 [論理式]とはユーザー(あなた)が設定した条件・仮説が正しいかどうかを検証・判断させる式です。仮説が正しければ「TRUE」という結果が表...
続きを読む06章02節…基本的な論理式-(Excel-レベル3)
(01) 各人の年齢が22より大きいかどうかを調べます。検証・判断の結果はE列に表示させます。最初はE3だけに作成します。通常の計算式と同様に論理式も「=」で開始します。 アクテ...
続きを読む06章03節…再計算-(Excel-レベル3)
(01) 論理式と現況が同じ状態になれば診断結果として「TRUE」と表示されるようになります。 C3を「25」に変更してください。 (02) 論理式と現況が同じ状態になりま...
続きを読む06章04節…左辺と右辺を結ぶ比較演算子の6パターン-(Excel-レベル3)
「左辺が右辺より大きい」かどうかを検証するならば「左辺>右辺」とすればよいわけです。この「>」のように、左辺と右辺を結ぶ記号を「比較演算子」といいます。...
続きを読む06章05節…右辺を文字にする-(Excel-レベル3)
(01) D列に入っているデータが「魚」であるレコードのみ「TRUE」と表示されるようにF列へ式を作成します。左辺は「D列のセル」ですが右辺は「"魚"」となりま...
続きを読む06章06節…「以外」「~ではない」を作成する-(Excel-レベル3)
(01) 今度は「魚以外」をすべて「TRUE」扱いにします。「魚である」を発見する際には比較演算子に「=」を用いましたが、「魚以外」「魚ではない」とするならば、半角の「&l...
続きを読む06章07節…NOT関数-(Excel-レベル3)
(01) 別の方法を用いて「D列が魚では<ない>場合にTRUE」とG列に表示させます。NOT関数を用います。この関数では「D列が魚である場合」『以外』に...
続きを読む06章08節…空欄の際にTRUEとする/空欄の発見-(Excel-レベル3)
(01) H列には、好物欄が空欄の場合のみTRUEと表示させます。「空欄である」とする論理式を立てるには、比較演算子を「=」・右辺を「""」とします。ダブルクウ...
続きを読む06章09節…「TRUE/FALSE」に条件付き書式を設定する-(Excel-レベル3)
(01) 後述する「IF関数」を用いると、「TRUE」を「○」や「A」に、「FALSE」を「×」や「B」に変換することができます。さて、ここでは条件付き書式を使って「TRUE」のセ...
続きを読む06章10節…論理式(IF関数の準備):まとめ-(Excel-レベル3)
「左辺・比較演算子・右辺」とする計算式を「論理式」といいます。 「=C5>30」のように「=」で開始する計算式です。 論理式が正しい場合は「TRUE」...
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