(01) 以下のような表を作成しておきます。
弁当を届けるために\80の[送料]が発生します(宅配弁当を複数受注した時の金額早見表)。
(02) まずは[送料]を考えずに金額表を作成します。
D4に「弁当単価×販売個数」の式、すなわち「=C4*D3」を作成してください。
(03) D4(700)の計算式をH4までコピーしてみましょう。H4では「350×6=2100」になるはずなのですが、おかしい値が表示されてしまいます(252,000)。
(04) さらにそれぞれを7行目までコピーしてみましょう。D4~H4が選択されたままフィルハンドルを下にドラッグすればまとめてコピーできます。
「###」は桁が大きくなりすぎて入りきらないという意味です。これらは絶対参照を設定していなかったので起こってしまった現象です。
(05) さて「2,100」になってしまったE4では何が起こったのでしょうか?本来は
「350×3=1050」になるはずでした。編集モード({F2}キー)にしてチェックしてみます。元の式が「(左1)×(上1)」だったので、ここでも同じタイプの計算をおこなってしまっていたのです。「700×3」の計算をしてしまいました(以下、確認後は{Esc}キー)。
(06) [参照元のトレース]で確認してもよいでしょう。参照セルの確認は{F2}キーによる編集モードでも[参照元のトレース]でも好きな方を利用してください。
(07) 右下のH7の数式をチェックしてみます。「(左1)×(上1)」をしています。
しかし本当は「C列の弁当単価」と「3行目の販売個数」を掛けたかったのです。
(08) 次の節では、絶対参照を設定してから再コピーをする予定です。
D4以外の計算式は{Delete}キーで削除してください。