第2章では、Excelにおける絶対参照の応用と、縦横両方向への式のコピー時に生じる問題への対処法を学びます。
この章では、縦方向と横方向に数式をコピーする際に、どのセルを固定するべきかについて深く掘り下げます。例えば、セルを完全に固定する「$C$4」や、列または行のみを固定する「$C4」や「D$3」の設定方法を学び、どの状況でこれらを使うべきかを理解します。
また、過剰な絶対参照の設定が招くエラーの具体例を通じて、適切な参照方法を判断するスキルを養います。これにより、複数のセルに同じ計算を適用する際のトラブルを避け、効率的かつ正確に作業を進めることが可能になります。
この章を通じて、より複雑なデータ操作を円滑に行うためのExcelスキルを向上させることができます。
02章01節…縦にも横にも式をコピーする場合・研究:失敗例1-(Excel-レベル3)
(01) 以下のような表を作成しておきます。 弁当を届けるために\80の[送料]が発生します(宅配弁当を複数受注した時の金額早見表)。 (02) まずは[送料]を考えずに金...
続きを読む02章03節…縦にも横にも式をコピーする場合の適切な絶対参照の設定-(Excel-レベル3)
(01) それではD4の計算式に適切な絶対参照の設定をします。まず「C4・弁当単価」について考察します。この計算式を右にコピーした場合にも[弁当単価]にはC列の値を使わせたいのです...
続きを読む02章04節…固定セルの参照-(Excel-レベル3)
(01) 先ほどのシートをコピーしてください。またセルD4のフォントの色を「青」とします。 (02) この計算式に[送料]を追加させます。左上の計算セルであるD4の式に「+K...
続きを読む02章05節…まとめ:絶対参照・総合/複合-(Excel-レベル3)
計算式を下方向(行方向)・および右方向(列方向)の両方にコピーする際には[絶対参照]に注意します。 下方向にも右方向にも移動しない項目のセル参照に対しては、行番号・列...
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