01章05節…列方向への絶対参照-(Excel-レベル3)

(01) 今回は作成した式を右へコピーしました。そうすれば数式内のすべての参照セルも右方向(列方向)へ変化します。しかし[入場料]である「J3」に関しては「J3」「K3」「L3」「M3」と変化されては困るのです([来客数]はOK)。
常に「J3」を使用させる必要があります。その際には「J」が変化しないように、という意味でセル名「J3」の列番号の部分「J」の前に絶対参照キー($)を入れておく必要があります。右にコピーするのであり下にはコピーしないため、行番号「3」の前にはあってもなくても結果は変わりません。C4の数式の「J3」の部分を「$J3」に変更してください。

(02) これで右・横にコピーしても「J3」の部分が「K3」「L3」「M3…」と変化せずに「J3」を使い続けることになります。確定してH4までコピーしてください。

(03) うまくいったようです。

(04) 続けて[消費税]欄を完成させます。C5に「売上金額×消費税率」、すなわち
「=C4*K3」を作成してください。セルK3をクリックしたあとに{F4}キーをすぐさま数度(3度)押せば「K3」を「$K3」にすることができました。

(05) C5の式が「=C4*$K3」になったら確定しH5までコピーしましょう。
[消費税]が算出されます(売上金額×消費税率)。

(06) セルH5の数式をチェックしましょう。[売上金額]にはC列の「7月4日」の値を参照していた状態から、H列の「7月9日」の値が参照されるよう変化しました。しかし絶対参照を設定した[消費税率]にはK列の値が使われ続けています。

(07) 最後にセルK3の値を「12%」に変更して消費税セルが適切に再計算されるかを確認してください。完成後はこのファイルを閉じます(必要に応じて保存)。