(01) 以下のような一覧があるとします。これらの並び順には規則性がありません。次にこれらを並べ替える予定です。並べ替えには「昇順」/「降順」という2種類があります。それぞれ「しょうじゅん/こうじゅん」と読みますがどのような意味なのでしょうか?
(02) 「昇順」とは[五十音なら「あ」が上(最初)に来て「ん」が下(最後)に来る状態]、[数値なら小さい値が上に来る状態]、[日付なら古い日付が上に来る状態]です。
昇順(しょうじゅん) 「あ」が上、「ん」が下 「小さい数」が上、「大きい数」が下 「古い日付」が上、「新しい日付」が下 |
(03) 「降順」は「昇順」の逆です。[五十音なら「ん」が上に来て「あ」が下に来る状態]、[数値なら大きい値が上に来る状態]、[日付なら新しい日付が上に来る状態]です。
降順(こうじゅん) 「ん」が上、「あ」が下 「大きい数」が上、「小さい数」が下 「新しい日付」が上、「古い日付」が下 |
(04) Excelではリストを「レコード単位・行単位」で並べ替えることができます。その際は「昇順か降順か」と同時に、「どの列(フィールド)の値を基準値に使って並べ替えるか」を指定する必要があります。この基準列を「キー」「キー列」とよびます。例えば以下のような表があったとします。
並べ替えは行単位・レコード単位でなされる。 また「キー」「キー列」を指定する必要がある。 |
(05) [年齢]をキーとして「昇順」(数値が小さい順)に並べ替えると以下のようになります。「年齢」の部分だけが並べ替えられるのではなく行単位/レコード単位で並べ替えがなされます。
([年齢]をキーとして各行を「昇順」に並べ替えた)
(06) [入社日]をキーとして「降順」(日付が新しい順)に並べ替えてみますね。
([入社日]をキーとして各行を「降順」に並べ替えた)
(07) [なまえ]をキーとして「昇順」(五十音順)で並べ替えた例です。このようにExcelでは「キー」となる列と「昇順・降順」とを指定することで、「行・レコード単位」で並べ替えることができるのです。次から実際に操作してみます。
([なまえ]をキーとして各行を「昇順」に並べ替えた)