ExcelのUPPER関数とは
ExcelのUPPER関数は、指定された文字列の英文字をすべて大文字に変換する関数です。文章やデータの表記揺れを揃える際などに活用できます。
UPPER関数の書式
UPPER関数の書式は以下の通りです。
UPPER(文字列)
引数:
- 文字列: 大文字に変換したい文字列です。
UPPER関数の使用例
以下に、UPPER関数の使用例を示します。
例1:英文字の大文字変換
=UPPER("hello")
この式の結果は「HELLO」となります。これは、指定された「hello」をすべて大文字に変換した結果です。
例2:日本語文字を含む文字列の大文字変換
=UPPER("こんにちは、AIさん")
この式の結果は「こんにちは、AIさん」となります。日本語文字は大文字と小文字の区別がないため、元の文字列がそのまま返されます。
UPPER関数を使ったデータの表記揺れの解消
以下は、UPPER関数を使ってデータの表記揺れを解消する例です。
\ | A | B |
---|---|---|
1 | 名前 | メールアドレス |
2 | 山田 | yamada@example.com |
3 | 佐々木 | sasaki@EXAMPLE.COM |
4 | 鈴木 | Suzuki@example.com |
上記の表で、メールアドレスの表記揺れを解消するために、UPPER関数を使います。
例3:メールアドレスの表記揺れを解消する
=UPPER(B2)
この式の結果は「YAMADA@EXAMPLE.COM」となります。
同様に、セルB3とB4にもUPPER関数を適用して、表記揺れを解消します。
まとめ
ExcelのUPPER関数は、指定された文字列の英文字をすべて大文字に変換する関数です。表記揺れの解消や、データの整形などに活用できます。書式は「UPPER(文字列)」で、引数には大文字に変換したい文字列を指定します。英文字以外の文字については、元の文字列がそのまま返されます。初級者にもわかりやすいように、UPPER関数の使い方や例を詳しく解説しました。これを参考に、Excelでデータ処理を効率化してみてください。