RIGHTB関数の詳細解説(Excel)

Excelの「RIGHTB」関数の使い方と、RIGHT関数との違いについて

この記事では、Excelの「RIGHTB」関数の使い方と、RIGHT関数との違いについて解説します。RIGHTB関数は、指定した文字列の右側から指定したバイト数分の文字を抽出する関数です。書式は以下の通りです。

RIGHTB(文字列, [バイト数])

引数について

  • 文字列 – 右側から文字を抽出したい文字列です。
  • [バイト数] – 右側から抽出したいバイト数です。省略した場合は1バイト分が抽出されます。

RIGHT関数との違い

RIGHT関数は、指定した文字列の右側から指定した「文字数」分の文字を抽出する関数です。一方、RIGHTB関数は、「バイト数」分の文字を抽出します。日本語を扱う際は、ひらがな・カタカナ・漢字が2バイト、英数字や記号が1バイトとなります。

RIGHTB関数の使い方 – サンプル

以下のような表があるとします。

ABC
1名前性別住所
2山田東京都新宿区123
3田中神奈川県横浜市中区456
4鈴木埼玉県さいたま市浦和区789

この表から、住所の都道府県名だけを切り出して新しい列に表示したいとします。新しい列(列D)に、次のような関数を入力します。

=RIGHTB(C2, 6)

この関数をD2からD4までコピーすると、次のような結果が得られます。

ABCD
1名前性別住所都道府県
2山田東京都新宿区123東京都
3田中神奈川県横浜市中区456神奈川県
4鈴木埼玉県さいたま市浦和区789埼玉県

上記の例では、都道府県名が全て3文字(6バイト)であるため、RIGHTB関数の引数として6を指定しています。各住所の最初の3文字(6バイト)が抽出され、新しい列Dに都道府県名が表示されています。

なお、都道府県名の文字数が異なる場合や、英数字や記号が含まれる場合は、RIGHTB関数だけでは正確に抽出できないことがあります。その場合は、RIGHTB関数と他の関数(例えば、FIND関数やMIDB関数)を組み合わせて使用することで、目的の文字列を抽出することができます。

まとめ

この記事では、ExcelのRIGHTB関数の使い方と、RIGHT関数との違いについて説明しました。RIGHTB関数は、指定した文字列の右側から指定したバイト数分の文字を抽出する関数です。日本語を扱う際は、ひらがな・カタカナ・漢字が2バイト、英数字や記号が1バイトとなります。右側から特定のバイト数分の文字を抽出したい場合に、RIGHTB関数を活用してください。