ExcelのREPLACE関数の使い方
ExcelのREPLACE関数は、指定された文字列内の一部を別の文字列に置き換えることができる関数です。本記事では、REPLACE関数の使い方について解説します。
REPLACE関数の書式
REPLACE関数の書式は次の通りです。
=REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列)
各引数の説明は以下の通りです。
- 文字列:置換対象の文字列です。
- 開始位置:置換を開始する文字の位置です。
- 文字数:置換対象の文字数です。
- 置換文字列:置換後の文字列です。
REPLACE関数の使用例
次に、REPLACE関数の使用例を見てみましょう。
例えば、次のような表があるとします。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 電話番号 | 会社名 | 住所 |
2 | 03-1234-5678 | 株式会社A | 東京都港区 |
3 | 03-9876-5432 | 株式会社B | 東京都中央区 |
4 | 06-1111-2222 | 株式会社C | 大阪府大阪市 |
ここで、電話番号のハイフンを置換して、ハイフンを含まない形式にしたい場合、REPLACE関数を使用できます。
例えば、セルD2に次のような式を入力します。
=REPLACE(A2, 4, 1, "")
これにより、セルA2の電話番号「03-1234-5678」の4文字目(ハイフン)が空文字列に置き換えられ、セルD2に「031234-5678」と表示されます。
同様に、セルD3とセルD4にもハイフンを置換するには、以下の式を使用します。
=REPLACE(A3, 4, 1, "") =REPLACE(A4, 3, 1, "")
セルA3の電話番号「03-9876-5432」の4文字目(ハイフン)が空文字列に置き換えられ、セルD3に「039876-5432」と表示されます。同様に、セルA4の電話番号「06-1111-2222」の3文字目(ハイフン)が空文字列に置き換えられ、セルD4に「061111-2222」と表示されます。
さらに、残りのハイフンも置換するには、次のような式を使用します。
=REPLACE(D2, 8, 1, "") =REPLACE(D3, 8, 1, "") =REPLACE(D4, 7, 1, "")
これにより、セルD2に表示されていた「031234-5678」の8文字目(ハイフン)が空文字列に置き換えられ、セルD2に「0312345678」と表示されます。同様に、セルD3に表示されていた「039876-5432」の8文字目(ハイフン)が空文字列に置き換えられ、セルD3に「0398765432」と表示されます。そして、セルD4に表示されていた「061111-2222」の7文字目(ハイフン)が空文字列に置き換えられ、セルD4に「0611112222」と表示されます。
これで、全ての電話番号のハイフンが削除され、ハイフンを含まない形式になりました。
まとめ
ExcelのREPLACE関数を使用すると、文字列内の一部を別の文字列に置き換えることができます。特定の文字や記号を削除したり、異なる形式に変換したい場合に役立ちます。本記事で紹介した例を参考に、REPLACE関数を活用して、効率的なデータ処理を行いましょう。