Excel「CONCAT」関数の使い方
Excelの「CONCAT」関数は、複数の文字列を結合して1つの文字列にまとめる機能を提供します。引数には、結合したい文字列「テキスト1, テキスト2…」を指定します。
「CONCAT」関数の書式
=CONCAT(テキスト1, テキスト2, ...)
引数には、結合したい文字列を指定します。複数の文字列を指定することができ、順番に結合されます。また「:」を使用して範囲を指定することも可能です。
「CONCAT」関数の使用例
ここで、「CONCAT」関数を使用して、表の名前と性別を結合する例を見てみましょう。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 結合結果 |
2 | 山田 | 男 | |
3 | 田中 | 女 | |
4 | 鈴木 | 男 |
A列に名前、B列に性別が入力されています。これらの情報を結合して、C列に表示しましょう。
=C2=CONCAT(A2, "さんは", B2, "性です。") =C3=CONCAT(A3, "さんは", B3, "性です。") =C4=CONCAT(A4, "さんは", B4, "性です。")
上記の式をC列に入力すると、それぞれの名前と性別が結合された文章が得られます。
また、
=CONCAT(A2:A4)
のように範囲を指定することができます。上記の式では「山田田中鈴木
」が返ります。
このように、「CONCAT」関数は、複数の文字列を結合して新たな文字列を作成する際に便利です。データを整形したり、可読性を高めるために活用できます。
練習問題と解説
まずは次のような表を準備しましょう
住所 | 姓 | 名 |
---|---|---|
東京都中央区 | 田中 | 太郎 |
神奈川県横浜市 | 佐藤 | 花子 |
問題: 新しい列 詳細情報
を作成し、「CONCAT」関数を使用して、各行の 住所
、姓
、名
を順に結合してください。結果は 東京都中央区田中太郎
, 神奈川県横浜市佐藤花子
のようになるべきです。
解説: この問題では、 住所
から 名
までのすべての情報を一つのセルに結合します。例えば 住所
がA列、 姓
がB列、名
がC列にあると仮定すると、2行目の 詳細情報
を計算する式は以下のようになります。
=CONCAT(A2:C2) =CONCAT(A3:C3)
この式を 詳細情報
列のすべてのセルに適用すると、 住所
から 名
までが一つに結合された情報が得られます。