VAR.P関数の詳細解説(Excel)

ExcelのVAR.P関数の使い方

この記事では、Excelの「VAR.P関数」の使い方について解説します。VAR.P関数は、データセット全体の分散を求めるのに使われます。分散は、データが平均値からどれだけばらついているかを示す指標であり、データ分析において重要な役割を果たします。

VAR.P関数の構文

VAR.P関数の構文は以下の通りです。

VAR.P(数値1, [数値2], ...)

引数には、以下の通り指定します。

  • 数値1: データセット内の最初の数値(必須)
  • 数値2, …: データセット内の追加の数値(任意)

VAR.P関数では、数値を直接入力することもできますし、セルの範囲を指定して計算することもできます。

VAR.P関数の使用例

以下の表に示すような、5人の学生のテストの点数があるとします。

AB
1名前点数
2山田80
3佐々岡70
4岸川90
5青木60
6鈴木50

このデータセット全体の分散を求めるには、VAR.P関数を使用します。以下の計算式を使って、B2セルからB6セルまでのデータセットの分散を求めます。

=VAR.P(B2:B6)

この計算式を使うと、分散が「186」という値が返ります。

まとめ

VAR.P関数は、データセット全体の分散を求めるのに使われるExcelの関数です。構文は「VAR.P(数値1, [数値2], …)」で、引数にはデータセット内の数値を指定します。実際のサンプルを使って、データセットの分散を計算する方法を解説しました。この関数は、データのばらつきや変動を把握する上で非常に便利なツールです。初級者の方でも、この記事を参考にして、ExcelのVAR.P関数を使ってデータ分析を行ってみてください。

また、分散だけでなく、標準偏差もデータのばらつきを示す指標として重要です。標準偏差を求めるには、Excelの「STDEV.P関数」を使うことができます。データ分析を行う際には、VAR.P関数とSTDEV.P関数を組み合わせて使って、データのばらつきや変動を詳しく調べることができます。