QUARTILE.EXC関数の詳細解説(Excel)

ExcelのQUARTILE.EXC関数の使い方

ExcelのQUARTILE.EXC関数は、データセットの指定された四分位数を計算するために使用されます。この記事では、QUARTILE.EXC関数の使い方と、具体的な使用例について解説します。

QUARTILE.EXC関数の構文

QUARTILE.EXC関数の構文は以下の通りです。

QUARTILE.EXC(配列,戻り値)

引数の説明:

  • 配列: 四分位数を計算するためのデータセットを含むセル範囲。
  • 戻り値: 求めたい四分位数を表す整数。1(第一四分位数)、2(第二四分位数=中央値)、3(第三四分位数)のいずれか。

QUARTILE.EXC関数の使用例

以下の表は、A列に10人の学生の成績が記載されています。

A
1成績
245
378
465
589
634
776
891
952
1067
1182

この表を使用して、QUARTILE.EXC関数を使って第一四分位数、第二四分位数(中央値)、第三四分位数を求めます。

第一四分位数を求める

第一四分位数を求めるには、以下の式を使います。

=QUARTILE.EXC(A2:A11, 1)

この式では、配列にA2:A11(成績)、戻り値に1(第一四分位数)を指定しています。この関数を実行すると、第一四分位数である45が返されます。

第二四分位数(中央値)を求める

第二四分位数(中央値)を求めるには、以下の式を使います。

=QUARTILE.EXC(A2:A11, 2)

この式では、配列にA2:A11(成績)、戻り値に2(第二四分位数=中央値)を指定しています。この関数を実行すると、第二四分位数である67が返されます。

第三四分位数を求める

第三四分位数を求めるには、以下の式を使います。

=QUARTILE.EXC(A2:A11, 3)

この式では、配列にA2:A11(成績)、戻り値に3(第三四分位数)を指定しています。この関数を実行すると、第三四分位数である82が返されます。

まとめ

ExcelのQUARTILE.EXC関数は、データセットの指定された四分位数を計算するために使用されます。構文は「QUARTILE.EXC(配列,戻り値)」で、配列には四分位数を計算するためのデータセットを含むセル範囲を指定し、戻り値には求めたい四分位数を表す整数(1, 2, 3)を指定します。この関数を使って、データセットの第一四分位数、第二四分位数(中央値)、第三四分位数を求めることができます。