ExcelのQUARTILE.EXC関数の使い方
ExcelのQUARTILE.EXC関数は、データセットの指定された四分位数を計算するために使用されます。この記事では、QUARTILE.EXC関数の使い方と、具体的な使用例について解説します。
QUARTILE.EXC関数の構文
QUARTILE.EXC関数の構文は以下の通りです。
QUARTILE.EXC(配列,戻り値)
引数の説明:
- 配列: 四分位数を計算するためのデータセットを含むセル範囲。
- 戻り値: 求めたい四分位数を表す整数。1(第一四分位数)、2(第二四分位数=中央値)、3(第三四分位数)のいずれか。
QUARTILE.EXC関数の使用例
以下の表は、A列に10人の学生の成績が記載されています。
\ | A |
---|---|
1 | 成績 |
2 | 45 |
3 | 78 |
4 | 65 |
5 | 89 |
6 | 34 |
7 | 76 |
8 | 91 |
9 | 52 |
10 | 67 |
11 | 82 |
この表を使用して、QUARTILE.EXC関数を使って第一四分位数、第二四分位数(中央値)、第三四分位数を求めます。
第一四分位数を求める
第一四分位数を求めるには、以下の式を使います。
=QUARTILE.EXC(A2:A11, 1)
この式では、配列にA2:A11(成績)、戻り値に1(第一四分位数)を指定しています。この関数を実行すると、第一四分位数である45が返されます。
第二四分位数(中央値)を求める
第二四分位数(中央値)を求めるには、以下の式を使います。
=QUARTILE.EXC(A2:A11, 2)
この式では、配列にA2:A11(成績)、戻り値に2(第二四分位数=中央値)を指定しています。この関数を実行すると、第二四分位数である67が返されます。
第三四分位数を求める
第三四分位数を求めるには、以下の式を使います。
=QUARTILE.EXC(A2:A11, 3)
この式では、配列にA2:A11(成績)、戻り値に3(第三四分位数)を指定しています。この関数を実行すると、第三四分位数である82が返されます。
まとめ
ExcelのQUARTILE.EXC関数は、データセットの指定された四分位数を計算するために使用されます。構文は「QUARTILE.EXC(配列,戻り値)」で、配列には四分位数を計算するためのデータセットを含むセル範囲を指定し、戻り値には求めたい四分位数を表す整数(1, 2, 3)を指定します。この関数を使って、データセットの第一四分位数、第二四分位数(中央値)、第三四分位数を求めることができます。