ExcelのPERCENTRANK.EXC関数の使い方について解説
Excelには、データセット内の特定の値が何パーセントランクに位置するかを求めるための関数「PERCENTRANK.EXC」があります。この記事では、初級者向けにPERCENTRANK.EXC関数の使い方と、その引数について詳しく解説していきます。
PERCENTRANK.EXC関数の構文
PERCENTRANK.EXC関数の構文は以下のようになっています。
PERCENTRANK.EXC(配列,X,[有効桁数])
引数の説明
- 配列:パーセントランクを計算するデータセットを含むセル範囲です。
- X:データセット内のパーセントランクを計算する値です。
- 有効桁数(オプション):結果の有効桁数を指定します。省略した場合は、デフォルトで3桁が使用されます。
PERCENTRANK.EXC関数の使い方とサンプル
以下に、PERCENTRANK.EXC関数の使い方のサンプルを示します。
表の例:
\ | A | B |
---|---|---|
1 | 売上 | 店員 |
2 | 10000 | 山田 |
3 | 20000 | 佐々岡 |
4 | 15000 | 岸川 |
上記の表で、山田さんの売上が全体の何パーセントランクに位置するかを求めたい場合、次のようにPERCENTRANK.EXC関数を使います。
=PERCENTRANK.EXC(A2:A4, A2)
この計算式を実行すると、0.5という値が返ります。つまり、山田さんの売上は全体の50%の位置にあることがわかります。
有効桁数を指定して計算する場合、次のように式を変更します。
=PERCENTRANK.EXC(A2:A4, A2, 2)
この計算式を実行すると、0.50という値が返ります。有効桁数を2桁に指定したため、結果が小数点以下2桁まで表示されています。
注意点
PERCENTRANK.EXC関数は、データセット内の最小値と最大値を除外してパーセントランクを計算します。最小値と最大値を含めたパーセントランクを求めたい場合は、PERCENTRANK.INC関数を使用してください。
まとめ
この記事では、ExcelのPERCENTRANK.EXC関数の使い方について解説しました。データセット内の特定の値が何パーセントランクに位置するかを求める際に役立ちます。引数の使い方や計算式の例を参考に、自分のデータ分析に活用してみてください。