ExcelのMEDIAN関数の使い方
この記事では、Excelの「MEDIAN関数」の使い方について解説します。MEDIAN関数は、与えられた数値の中央値を求めるための関数です。この関数を使うことで、データの中央に位置する値を簡単に計算することができます。初級者向けに、構文や引数の説明、具体的な使い方の例を解説していきます。
MEDIAN関数の構文
MEDIAN関数の構文は次のとおりです。
MEDIAN(数値1, [数値2], ...)
この構文には、以下の引数があります。
- 数値1: 中央値を求める対象となる最初の数値です。必須の引数です。
- 数値2, …: 中央値を求める対象となる2番目以降の数値です。これらの引数は省略可能で、最大で255個まで指定できます。
MEDIAN関数の使い方
具体的な使い方の例を見ていきましょう。以下の表を用意しました。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 年齢 |
2 | 山田 | 男 | 34 |
3 | 佐々岡 | 女 | 25 |
4 | 岸川 | 男 | 28 |
上記の表において、年齢の中央値を求めるには、次のようにMEDIAN関数を使います。
=MEDIAN(C2:C4)
この計算式では、引数に「C2:C4」を指定しています。この計算式を適用すると、年齢の中央値は「28」という値が返ります。
また、MEDIAN関数は複数の数値を直接指定することもできます。例えば、5, 10, 20, 30の中央値を求める場合、次のように記述します。
=MEDIAN(5, 10, 20, 30)
この計算式を適用すると、数値5, 10, 20, 30の中央値は「15」という値が返ります。中央値は、データを小さい順に並べたときにちょうど真ん中に位置する値です。この場合、5, 10, 20, 30の真ん中には10と20が位置しており、その平均値である15が中央値となります。
MEDIAN関数の注意点
MEDIAN関数を利用する際には、以下の注意点を把握しておくことが重要です。
- 数値以外のデータが含まれている場合、そのデータは無視されます。
- データが偶数個の場合、中央に位置する2つの値の平均値が中央値となります。
- データが奇数個の場合、中央に位置する値が中央値となります。
まとめ
この記事では、ExcelのMEDIAN関数の使い方について解説しました。MEDIAN関数は、与えられた数値の中央値を求めるための関数であり、データの中央に位置する値を簡単に計算することができます。構文や引数の説明、具体的な使い方の例を通じて、初級者でもわかりやすい解説を心掛けました。Excelを利用する際に、MEDIAN関数を上手に使ってデータ分析を行いましょう。