CONFIDENCE.NORM関数の詳細解説(Excel)

ExcelのCONFIDENCE.NORM関数の使い方

ExcelのCONFIDENCE.NORM関数は、正規分布に基づく信頼区間を計算するための関数です。この記事では、CONFIDENCE.NORM関数の使い方について詳しく解説します。対象は日本語話者であり、初級者もわかるように正確で丁寧な文を心がけています。

CONFIDENCE.NORM関数の書式

CONFIDENCE.NORM関数の書式は以下の通りです。

CONFIDENCE.NORM(α,標準偏差,標本数)

それぞれの引数について説明します。

  1. α:信頼区間に関連する確率(1-信頼係数)。通常、95%信頼区間の場合、αは0.05となります。
  2. 標準偏差:母集団の標準偏差。これは、データのばらつきを示す指標です。
  3. 標本数:標本のサイズ。これは、分析に使用されるデータの個数です。

CONFIDENCE.NORM関数の使い方

ここでは、ある製品の評価点に関するデータを用いて、信頼区間を計算する例を見ていきます。

以下の表は、製品の評価点を10人の顧客から収集したデータです。

ABC
1顧客番号性別評価点
2182
3275
4389
5478
6592
7685
8795
9877
10990
111088

このデータを用いて、95%の信頼区間を計算します。まず、標準偏差と標本数を求めます。

標準偏差は、STDEV.P関数を使って求めることができます。この場合、以下のように入力します。

=STDEV.P(C2:C11)

標本数は、COUNT関数を使って求めることができます。この場合、以下のように入力します。

=COUNT(C2:C11)

これらの結果を用いて、CONFIDENCE.NORM関数を使って信頼区間を計算します。95%の信頼区間を求めるため、αは0.05とします。

=CONFIDENCE.NORM(0.05, 標準偏差, 標本数)

信頼区間が求められると、この範囲内に母平均が含まれる確率が95%であることがわかります。これにより、製品の評価点に関する不確実性を評価することができます。

まとめ

ExcelのCONFIDENCE.NORM関数は、正規分布に基づく信頼区間を計算するための関数です。引数としてα(信頼区間に関連する確率)、標準偏差、標本数を指定し、信頼区間を求めることができます。この関数を使って、データの不確実性を評価することができます。