Excel CHISQ.INV.RT関数の使い方と解説
Excelの「CHISQ.INV.RT関数」は、カイ二乗分布の右側確率を与えると、対応するカイ二乗値を計算するための関数です。この記事では、CHISQ.INV.RT関数の使い方について解説します。
CHISQ.INV.RT関数の構文
CHISQ.INV.RT関数の書式は以下のとおりです。
CHISQ.INV.RT(確率, 自由度)
引数について説明します。
- 確率:カイ二乗分布の右側確率を指定します。0~1の範囲内で入力してください。
- 自由度:カイ二乗分布の自由度を指定します。自由度は通常、観測データの数やカテゴリー数から求めることができます。
CHISQ.INV.RT関数のサンプル
CHISQ.INV.RT関数を使用して、右側確率からカイ二乗値を計算する例を見ていきましょう。
\ | A | B |
---|---|---|
1 | 確率 | 0.05 |
2 | 自由度 | 10 |
この例では、確率0.05の右側カイ二乗値を求める場合、以下の式を使用します。
=CHISQ.INV.RT(B1, B2)
Excelに上記の式を入力すると、「18.307」というカイ二乗値が得られます。
これは、自由度10のカイ二乗分布において、右側確率が0.05となるカイ二乗値が18.307であることを意味します。CHISQ.INV.RT関数は、例えば仮説検定や信頼区間の計算など、統計解析のさまざまな場面で活用できます。
Excelを使ってデータ解析を行う際に、ぜひCHISQ.INV.RT関数を活用してみてください。