ExcelのSUMX2PY2関数の使い方を解説
Excelには、さまざまな関数が用意されており、データ分析や計算作業を効率化することができます。今回は、Excelの「SUMX2PY2関数」の使い方について解説します。
概要
SUMX2PY2関数は、二つの配列の各要素の二乗和を計算する関数です。具体的には、配列1の各要素の二乗と、配列2の各要素の二乗を足し合わせた値を求めます。
構文
SUMX2PY2(配列 1, 配列 2)
ここで、配列 1 と 配列 2 は同じ要素数である必要があります。
引数
- 配列 1: 二乗和を求めたい数値データの配列1です。
- 配列 2: 二乗和を求めたい数値データの配列2です。
使用例
以下のような表があるとします。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | テスト1の点数 | テスト2の点数 |
2 | 山田 | 60 | 80 |
3 | 佐々岡 | 70 | 75 |
4 | 岸川 | 50 | 90 |
この表で、テスト1(B列)とテスト2(C列)の各生徒の点数の二乗和を計算したい場合、SUMX2PY2関数を使用します。
以下の式を使用します。
=SUMX2PY2(B2:B4, C2:C4)
まず、各生徒のテスト1とテスト2の点数の二乗を求めます。
山田: 60^2 = 3600, 80^2 = 6400 佐々岡: 70^2 = 4900, 75^2 = 5625 岸川: 50^2 = 2500, 90^2 = 8100
次に、各生徒の二乗和を求めます。
3600 + 6400 + 4900 + 5625 + 2500 + 8100 = 30125
以上の計算により、テスト1とテスト2の各生徒の点数の二乗和は、30125となります。
注意点
SUMX2PY2関数を使用する際には、配列1と配列2の要素数が同じであることを確認してください。要素数が異なる場合、エラーが発生します。
まとめ
今回は、ExcelのSUMX2PY2関数の使い方について解説しました。この関数は、二つの配列の各要素の二乗和を計算する際に便利です。実際の業務やデータ分析で、二乗和の計算が必要になる場面があれば、ぜひ活用してみてください。