ExcelのSUMX2MY2関数の使い方
この記事では、Excelの「SUMX2MY2関数」の使い方について解説します。この関数は、2つの配列に含まれる数値の、各々の数値の二乗差の和を計算するために使用されます。初心者向けに解説し、サンプルを交えて説明していきます。
SUMX2MY2関数の構文
まずはSUMX2MY2関数の構文を確認しましょう。
=SUMX2MY2(配列1, 配列2)
SUMX2MY2関数には以下の引数があります。
- 配列1:数値の集まりで構成された配列1です。
- 配列2:数値の集まりで構成された配列2です。
この関数は、配列1と配列2の各要素の二乗差の和を計算します。ただし、配列1と配列2は同じ要素数でなければなりません。
SUMX2MY2関数のサンプル
ここで、具体的なサンプルを用いてSUMX2MY2関数の使い方を説明します。以下の表は、売上データの一部です。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 商品名 | 売上数量 | 売上金額 |
2 | 商品A | 10 | 5000 |
3 | 商品B | 8 | 4000 |
4 | 商品C | 12 | 6000 |
この表で、売上数量(B列)と売上金額(C列)の二乗差の和を計算したいとします。以下のようにSUMX2MY2関数を使って計算できます。
=SUMX2MY2(B2:B4, C2:C4)
各商品の二乗差を求めます。
商品A:(10^2) - (5000^2) = 100 - 25000000 = -24999900 商品B:(8^2) - (4000^2) = 64 - 16000000 = -15999936 商品C:(12^2) - (6000^2)= 144 - 36000000 = -35999856
次に、各商品の二乗差の和を求めます。
-24999900 + (-15999936) + (-35999856) = -76999692
このように、SUMX2MY2関数を使って売上数量(B列)と売上金額(C列)の二乗差の和を計算すると、-76999692という値が返ります。
まとめ
この記事では、Excelの「SUMX2MY2関数」の使い方について解説しました。この関数は、2つの配列の各要素の二乗差の和を計算するために使用されます。構文は非常にシンプルで、引数として2つの配列を指定するだけです。ただし、配列1と配列2は同じ要素数である必要があります。
SUMX2MY2関数は、例えば売上データを扱う際に、売上数量と売上金額の二乗差の和を計算するのに役立ちます。この関数を使いこなすことで、データ分析の幅が広がります。</p2