Excel SUMSQ関数の使い方と解説
ExcelのSUMSQ関数は、複数の数値の二乗和を求めるための関数です。本記事では、SUMSQ関数の使い方について詳しく解説します。
SUMSQ関数の構文
SUMSQ関数の構文は以下の通りです。
=SUMSQ(数値1, [数値2], ...)
引数の説明:
- 数値1:必須。二乗和を求める最初の数値です。
- 数値2, …:オプション。二乗和を求める追加の数値です。最大で253個の数値を指定できます。
SUMSQ関数の使用例
例として、以下の数値の二乗和を求めます。
3, 4, 5
この場合、SUMSQ関数を用いて以下のように計算します。
=SUMSQ(3, 4, 5)
計算結果は以下の通りです。
(3^2) + (4^2) + (5^2) = 9 + 16 + 25 = 50
結果として、50という値が返ります。
SUMSQ関数の応用例
SUMSQ関数は、平均二乗誤差などの計算にも使用できます。以下の表を用いて、各人の年齢と年齢の平均値との差の二乗和を求めてみましょう。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 年齢 |
2 | 山田 | 男 | 34 |
3 | 佐々岡 | 女 | 25 |
4 | 岸川 | 男 | 28 |
まず、年齢の平均値を求めます。
=AVERAGE(C2:C4)
計算結果は以下の通りです。
(34 + 25 + 28) / 3 = 29
次に、各人の年齢と平均値との差の二乗和を求めます。
山田さんの場合:
(34 - 29)^2 = 25
佐々岡さんの場合:
(25 - 29)^2 = 16
岸川さんの場合:
(28 - 29)^2 = 1
これらの二乗和を求めるために、SUMSQ関数を使用します。
=SUMSQ(25, 16, 1)
計算結果は以下の通りです。
25 + 16 + 1 = 42
結果として、年齢と年齢の平均値との差の二乗和は42となります。
まとめ
ExcelのSUMSQ関数は、複数の数値の二乗和を簡単に求めることができる便利な関数です。引数には最大で253個の数値を指定でき、様々な場面で活用できます。平均二乗誤差の計算など、実際のデータ解析にも応用が可能です。初心者から上級者まで、ExcelのSUMSQ関数をぜひ活用してみてください。