ExcelのROUNDDOWN関数の使い方
ExcelのROUNDDOWN関数は、指定した桁数で数値を切り捨てるための関数です。この記事では、ROUNDDOWN関数の使い方を初級者の方でも理解できるように解説していきます。
ROUNDDOWN関数の構文
ROUNDDOWN関数の構文は以下の通りです。
ROUNDDOWN(数値, 桁数)
引数の説明
- 数値: 切り捨てる数値です。
- 桁数: 切り捨てる桁数を指定します。正の値を指定した場合は小数点以下の桁数、負の値を指定した場合は整数部分の桁数に対して切り捨てが行われます。
ROUNDDOWN関数のサンプル
以下にROUNDDOWN関数を使用したサンプル表を示します。
| ＼ | A | B | C |
|---|---|---|---|
| 1 | 数値 | 整数部分に切り捨て | 小数点以下1桁に切り捨て |
| 2 | 123.45 | =ROUNDDOWN(A2, 0) | =ROUNDDOWN(A2, 1) |
| 3 | 567.89 | =ROUNDDOWN(A3, 0) | =ROUNDDOWN(A3, 1) |
| 4 | 1.65 | =ROUNDDOWN(A4, 0) | =ROUNDDOWN(A4, 1) |
この表では、A列に数値が入力されており、B列とC列でROUNDDOWN関数を使用して整数部分と小数点以下1桁に切り捨てた値を表示しています。
計算例：
- B2のセルには「=ROUNDDOWN(A2, 0)」で、123.45を整数部分に切り捨てし、123が表示されます。
- C2のセルには「=ROUNDDOWN(A2, 1)」で、123.45を小数点以下1桁に切り捨てし、123.4が表示されます。
- B3のセルには「=ROUNDDOWN(A3, 0)」で、567.89を整数部分に切り捨てし、567が表示されます。
- C3のセルには「=ROUNDDOWN(A3, 1)」で、567.89を小数点以下1桁に切り捨てし、567.8が表示されます。
- B4のセルには「=ROUNDDOWN(A4, 0)」で、1.65を整数部分に切り捨てし、1が表示されます。
- C4のセルには「=ROUNDDOWN(A4, 1)」で、1.65を小数点以下1桁に切り捨てし、1.6が表示されます。
ROUNDDOWN関数の注意点
ROUNDDOWN関数は数値を切り捨てるための関数ですが、切り捨て方向が負の方向に固定されているため、負の数値を切り捨てると絶対値が大きくなることに注意が必要です。例えば、-1.8を整数部分に切り捨てると、-2になります。
まとめ
この記事では、ExcelのROUNDDOWN関数の使い方を解説しました。ROUNDDOWN関数は、指定した桁数で数値を切り捨てるための関数であり、整数部分や小数点以下の桁数に対して切り捨てを行うことができます。ただし、負の数値を切り捨てる場合は、絶対値が大きくなることに注意が必要です。
初級者の方でも理解できるように、丁寧な説明とサンプルを用意しました。ぜひ、Excelでのデータ処理に活用してください。