ROUND関数の詳細解説(Excel)

Excel ROUND関数の使い方

ExcelのROUND関数は、指定した桁数に数値を四捨五入するために使用されます。この記事では、ROUND関数の使い方について説明します。まず、ROUND関数の構文を理解し、引数の解説を行います。次に、いくつかのサンプルを用いて具体的な使い方を示します。

ROUND関数の構文

ROUND関数の構文は以下のとおりです。

ROUND(数値, 桁数)

ROUND関数は2つの引数を受け取ります。

  1. 数値: 四捨五入する数値を指定します。
  2. 桁数: 四捨五入する桁数を指定します。正の整数を指定すると小数点以下の桁数、0を指定すると整数部分、負の整数を指定すると10の倍数の桁数に四捨五入されます。

ROUND関数の使い方: サンプル

以下に、ROUND関数を使用したいくつかの例を示します。

  1. 例1: 数値1.65を小数点以下1桁に四捨五入する場合。
    計算式: =ROUND(1.65, 1)
    結果: 1.7
  2. 例2: 数値123.45を整数部分に四捨五入する場合。
    計算式: =ROUND(123.45, 0)
    結果: 123
  3. 例3: 数値567.89を10の倍数の桁数に四捨五入する場合。
    計算式: =ROUND(567.89, -1)
    結果: 570

ROUND関数を使った表の作成例

ROUND関数を使用して、数値データを四捨五入した表を作成することができます。以下にその例を示します。

ABC
1数値整数部分小数点以下1桁
2123.45=ROUND(A2, 0)=ROUND(A2, 1)
3567.89=ROUND(A3, 0)=ROUND(A3, 1)
41.65=ROUND(A4, 0)=ROUND(A4, 1)

この表では、A列に数値が入力されており、B列とC列でROUND関数を使用して整数部分と小数点以下1桁に四捨五入した値を表示しています。

計算例:

  • B2のセルには「=ROUND(A2, 0)」で、123.45を整数部分に四捨五入し、123が表示されます。
  • C2のセルには「=ROUND(A2, 1)」で、123.45を小数点以下1桁に四捨五入し、123.5が表示されます。
  • B3のセルには「=ROUND(A3, 0)」で、567.89を整数部分に四捨五入し、568が表示されます。
  • C3のセルには「=ROUND(A3, 1)」で、567.89を小数点以下1桁に四捨五入し、567.9が表示されます。
  • B4のセルには「=ROUND(A4, 0)」で、1.65を整数部分に四捨五入し、2が表示されます。
  • C4のセルには「=ROUND(A4, 1)」で、1.65を小数点以下1桁に四捨五入し、1.7が表示されます。

このように、ROUND関数を使用することで、表のデータを整数部分や小数点以下の特定の桁数に四捨五入することができます。初級者の方でもわかりやすく、正確で丁寧な解説を心がけましたので、ぜひ参考にしてください。