ExcelのODD関数の使い方
この記事では、Excelの「ODD関数」の使い方をわかりやすく解説します。ODD関数は、指定した数値に最も近い奇数を返す関数です。以下の構文で使用できます。
構文
ODD(数値)
引数の説明
- 数値:奇数に変換したい数値を指定します。この数値に最も近い奇数が返されます。
サンプル1:基本的な使い方
ODD関数の基本的な使い方を見ていきましょう。以下の表にある数値に対して、ODD関数を使って最も近い奇数を求めます。
\ | A | B |
---|---|---|
1 | 数値 | 奇数 |
2 | 3.1 | |
3 | 5.5 | |
4 | -2.2 |
セルB2に以下の計算式を入力し、セルB3とB4にコピーします。
=ODD(A2)
計算結果は以下のようになります。
\ | A | B |
---|---|---|
1 | 数値 | 奇数 |
2 | 3.1 | 3 |
3 | 5.5 | 5 |
4 | -2.2 | -1 |
ODD関数は、数値が正の場合はその数値より大きい最も近い奇数を返し、負の場合はその数値より小さい最も近い奇数を返します。
サンプル2:在庫管理での応用例
在庫管理でODD関数を利用してみましょう。以下の表は、商品名と在庫数が記載されています。今回は奇数の在庫数のみ注文することになったため、ODD関数を使って注文を調整してください。
注文する数量を計算します。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 商品名 | 在庫数 | 注文数 |
2 | 商品A | 12 | |
3 | 商品B | 5 | |
4 | 商品C | 8 |
セルC2に以下の計算式を入力し、セルC3とC4にコピーします。
=ODD(B2)
計算結果は以下のようになります。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 商品名 | 在庫数 | 注文数 |
2 | 商品A | 12 | 13 |
3 | 商品B | 5 | 5 |
4 | 商品C | 8 | 9 |
ODD関数を使うことで、在庫数に最も近い奇数の注文数を求めることができました。このように、ODD関数はさまざまなシーンで役立ちます。
まとめ
この記事では、ExcelのODD関数の使い方について解説しました。ODD関数は指定した数値に最も近い奇数を返す関数で、在庫管理などの業務で便利に使えます。ぜひ日々の業務で活用してみてください。