LCM関数の詳細解説(Excel)

ExcelのLCM関数の使い方

ExcelのLCM関数は、指定された複数の数値の最小公倍数を計算するために使用されます。この記事では、LCM関数の使い方や引数について解説し、実際のサンプルを使って説明します。

LCM関数の構文

LCM(数値 1, [数値 2], ...)

LCM関数には、以下の引数があります。

  • 数値 1: 最小公倍数を計算する最初の数値です。(必須)
  • [数値 2]: 最小公倍数を計算する追加の数値です。2つ目以降の数値はオプションで、最大で29個まで指定できます。

LCM関数の使い方

LCM関数は、主に以下のような場面で使用されます。

  1. 複数の数値の最小公倍数を計算する場合。
  2. テーブル内の複数の数値の最小公倍数を計算する場合。

例1:複数の数値の最小公倍数を計算する

例えば、12と20の最小公倍数を求めたい場合、以下の式を使用します。

=LCM(12, 20)

この式を入力すると、結果として60が得られます。

例2:テーブル内の複数の数値の最小公倍数を計算する

以下のテーブルでは、名前とその人が負担するタスクの周期(日数)が記載されています。全員が同時にタスクを実行できる日を求めるため、周期の最小公倍数を計算したい場合、LCM関数を使用します。

AB
1名前周期(日数)
2山田3
3佐々岡4
4岸川5

B列に以下の式を入力して、最小公倍数を計算します。

=LCM(B2, B3, B4)

この式を入力すると、結果として60が得られます。つまり、全員が同時にタスクを実行できる日は60日ごとです。

まとめ

ExcelのLCM関数は、複数の数値の最小公倍数を計算するのに便利な関数です。引数には1つ以上の数値を指定し、最大で30個の数値の最小公倍数を求めることができます。LCM関数を使用することで、最小公倍数を簡単かつ正確に計算することができます。