INT関数の詳細解説(Excel)

ExcelのINT関数の使い方

Excelで数値を扱う際、少数を整数に丸めたい場合があります。その時に便利な関数が「INT関数」です。この記事では、INT関数の構文や引数の解説、簡単な使い方のサンプルを紹介します。初心者の方でもわかるように、丁寧で正確な解説を心がけています。

INT関数の構文

INT関数の構文は非常にシンプルで、次のようになります。

INT(数値)

引数の解説

INT関数の引数は1つだけです。

  • 数値 : 整数に丸めたい数値を指定します。

INT関数は、指定された数値を小数点以下を切り捨てて整数に丸めます。結果は負の数値の場合でも小数点以下が切り捨てられた整数になります。

サンプル1: 単純な数値の整数への丸め

まずはシンプルな例として、単純な数値の整数への丸めを試してみましょう。

=INT(12.345)

この計算の結果は、12 になります。

負の数値の場合も試してみましょう。

=INT(-12.345)

この計算の結果は、-13 になります。負の数値の場合、小数点以下が切り捨てられるため、結果は-13になります。

サンプル2: テーブルの数値の整数への丸め

次に、テーブル内の数値を整数に丸める例を見ていきましょう。

ABC
1名前点数整数点数
2山田85.3
3佐々岡92.8
4岸川78.4

このテーブルでは、名前と点数が記載されています。点数を整数に丸めたい場合、INT関数を使用します。C列に以下の式を入力して計算してみましょう。

=INT(B2)
=INT(B3)
=INT(B4)

結果として、C列には以下の整数点数が表示されます。

ABC
1名前点数整数点数
2山田85.385
3佐々岡92.892
4岸川78.478

これにより、点数が整数に丸められ、C列に表示されるようになりました。

まとめ

ExcelのINT関数は、指定された数値を小数点以下を切り捨てて整数に丸める便利な関数です。単純な数値だけでなく、テーブル内の数値を整数に丸めることもできます。初心者の方でも、この記事を参考にINT関数を使いこなせるようになることでしょう。