ExcelのFACTDOUBLE関数の使い方
ExcelのFACTDOUBLE関数は、階乗(factorial)を計算するための関数で、偶数の階乗のみを計算します。この記事では、ExcelのFACTDOUBLE関数の使い方について説明します。
FACTDOUBLE関数の構文
FACTDOUBLE関数の構文は以下のとおりです。
FACTDOUBLE(数値)
引数
- 数値:偶数の階乗を計算したい非負整数値を指定します。小数や負の数はエラーとなります。
FACTDOUBLE関数の使用例
以下に、ExcelのFACTDOUBLE関数を使った偶数の階乗の計算例を示します。
例題:8の階乗を計算する。
=FACTDOUBLE(8)
この計算式を入力すると、結果として384が得られます。8の偶数階乗は、8×6×4×2 = 384となります。
実用例:組み合わせ数を求める場合の偶数階乗の利用
FACTDOUBLE関数は、組み合わせや順列を求める際にも役立ちます。例として、10人の中から2人を選ぶ組み合わせ数を求める場合を考えます。
組み合わせ数の公式は以下の通りです。
C(n, r) = n! / (r! * (n - r)!)
ここで、n = 10、r = 2とします。
=FACT(10) / (FACTDOUBLE(2) * FACT(10 - 2))
この計算式を入力すると、結果として45が得られます。つまり、10人の中から2人を選ぶ組み合わせは45通りです。
注意点
FACTDOUBLE関数は、非負整数値に対してのみ有効です。小数や負の数を引数として入力するとエラーになります。また、計算結果が大きくなると、Excelの表示可能な数値範囲を超える場合があります。その場合は、別の方法を検討する必要があります。
以上で、ExcelのFACTDOUBLE関数の使い方についての解説を終わります。偶数階乗の計算や組み合わせ数を求める際に、ぜひ活用してみてください。