ExcelのBASE関数の使い方について解説
Excelには、数値を別の基数に変換するための「BASE関数」が用意されています。この記事では、BASE関数の使い方について詳しく解説します。まず、関数の書式は以下のとおりです。
BASE(数値, 基数, [最小長])
それぞれの引数について説明していきます。
引数の説明
- 数値: 変換したい整数です。
- 基数: 変換先の基数で、2~36の整数を指定します。例えば、基数が2の場合は2進数、基数が16の場合は16進数に変換されます。
- 最小長: (オプション) 変換後の数値の最小桁数を指定します。指定しない場合は、必要最低限の桁数が自動的に選択されます。
サンプルと解説
以下にいくつかの具体的な例を挙げて、BASE関数の使い方を説明します。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 数値 | 基数 | 結果 |
2 | 10 | 2 | 1010 |
3 | 255 | 16 | FF |
4 | 100 | 8 | 144 |
上記の表では、以下のようにBASE関数を使用しています。
- セルC2では、「=BASE(A2, B2)」と入力して、10進数の「10」を2進数に変換しています。
- セルC3では、「=BASE(A3, B3)」と入力して、10進数の「255」を16進数に変換しています。
- セルC4では、「=BASE(A4, B4)」と入力して、10進数の「100」を8進数に変換しています。
最小長を指定して、変換後の数値に0を追加して桁数を増やす例を見てみましょう。
=BASE(5, 2, 4)
この場合、「5」を2進数に変換すると「101」となりますが、最小長が4と指定されているため、結果は「0101」となります。変換後の数値の先頭に0が追加され、4桁の2進数となります。
まとめ
ExcelのBASE関数は、数値を指定された基数に変換するための便利な関数です。引数には数値、基数、およびオプションで最小長を指定することができます。BASE関数を使用することで、簡単に10進数の数値を2進数、8進数、16進数などに変換することができます。
この記事を参考に、ぜひ実際にExcelでBASE関数を試してみてください。初心者の方も簡単に使いこなせるようになるでしょう。