VLOOKUP関数の詳細解説(Excel)

ExcelのVLOOKUP関数の使い方をわかりやすく解説

Excelには、様々なデータを縦横に検索し、特定の値を取得するのに便利な「VLOOKUP関数」があります。この記事では、VLOOKUP関数の使い方や引数について初心者向けに丁寧に解説します。

VLOOKUP関数とは?関数の書式

VLOOKUP関数は、指定された検索値と一致する値を持つ行から、指定された列番号にあるデータを取得するための関数です。データベースや表形式のデータを横方向に検索するのに便利で、様々な場面で使用されます。

VLOOKUP関数の書式は以下の通りです。

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索方法])

それぞれの引数の意味は以下の通りです。

検索値
検索したい値を指定します。
範囲
検索対象の範囲を指定します。検索値が見つかる最初の列が基準となります。
列番号
取得したいデータがある列の番号を指定します。範囲の最初の列を1としてカウントします。
[検索方法]
検索方法を指定します。省略した場合は、近似検索が行われます。TRUEまたは1で近似検索、FALSEまたは0で完全一致検索を指定できます。

VLOOKUP関数の使い方:基本例

以下のような表があるとします。

名前性別年齢
山田34
佐々岡25
岸川28

この表から、「佐々岡」さんの年齢を取得するためには、VLOOKUP関数を以下のように使用します。

=VLOOKUP("佐々岡", A2:C4, 3, FALSE)

この式の意味は、検索値(”佐々岡”)を範囲(A2:C4)の最初の列(A列)で検索し、見つかった行の3番目の列(C列)にあるデータ(年齢)を取得する、というものです。検索方法にFALSEを指定しているため、完全一致検索が行われます。この式を実行すると、結果として「25」が得られます。

VLOOKUP関数の注意点

VLOOKUP関数を使用する際には、以下の注意点があります。

  • 検索値が見つからない場合、エラー(#N/A)が返されます。
  • 近似検索を行う場合、範囲の最初の列が昇順にソートされている必要があります。ソートされていない場合、意図しない結果が得られることがあります。
  • 検索値が複数の行に存在する場合、最初に見つかった行のデータが返されます。検索値が一意でない場合には、別の方法を検討する必要があります。
  • VLOOKUP関数は縦方向に検索するため、横方向に検索したい場合はHLOOKUP関数を使用します。

これらの注意点を理解し、適切にVLOOKUP関数を使用することで、データの検索や抽出が簡単に行えます。

まとめ

この記事では、ExcelのVLOOKUP関数の使い方や引数について初心者向けに丁寧に解説しました。VLOOKUP関数は、表形式のデータを効率的に検索・抽出するのに非常に便利な機能です。ぜひ、実際のデータを使ってVLOOKUP関数を試してみてください。

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