Excel TRANSPOSE関数の使い方 – 行と列の入れ替えを簡単に行う方法
この記事では、ExcelのTRANSPOSE関数の使い方について、初心者の方でも分かるように解説します。TRANSPOSE関数は、行と列を入れ替えるための配列関数です。この関数を使うと、縦に並んだデータを横に並べたり、横に並んだデータを縦に並べたりすることができます。
TRANSPOSE関数の構文
TRANSPOSE関数の構文は以下の通りです。
=TRANSPOSE(配列)
ここで、配列は入れ替えたいセル範囲を指定します。
TRANSPOSE関数の使い方
TRANSPOSE関数の使い方を、簡単なサンプルを使って説明します。
サンプルデータ
以下の表を使って、TRANSPOSE関数の使い方を説明します。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 年齢 |
2 | 山田 | 男 | 34 |
3 | 佐々岡 | 女 | 25 |
4 | 岸川 | 男 | 28 |
TRANSPOSE関数を使って行と列を入れ替える
TRANSPOSE関数を使って、上記の表の行と列を入れ替える方法を説明します。
- 元のデータが入ったセル範囲(この場合はA1:C4)の行数(4)と列数(3)を数えます。
- 入れ替えたデータを入力する範囲を選択します。この例では、元のデータの行数と列数が入れ替わるため、F1:H3の範囲を選択します。
- 選択した範囲に、`=TRANSPOSE(A1:C4)`と入力し、最後に
Ctrl
+Shift
+Enter
キーを押して配列数式を入力します。
これにより、F1:H3の範囲に、以下のように元のデータの行と列が入れ替わった結果が表示されます。
\ | F | G | H |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 山田 | 佐々岡 |
2 | 性別 | 男 | 女 |
3 | 年齢 | 34 | 25 |
このように、TRANSPOSE関数を使うことで、簡単に行と列を入れ替えることができます。
注意点
TRANSPOSE関数を使用する際には、以下の点に注意してください。
- TRANSPOSE関数は配列関数なので、入力する際には
Ctrl
+Shift
+Enter
キーを押して、配列数式として入力する必要があります。 - 入れ替えたいセル範囲を選択する際には、元のデータの行数と列数が入れ替わるように範囲を選択してください。範囲が正しくないと、エラーが表示される場合があります。
まとめ
この記事では、ExcelのTRANSPOSE関数の使い方について、初心者向けに解説しました。TRANSPOSE関数を使うと、簡単に行と列を入れ替えることができるため、データの見た目を整える際に便利です。ぜひ、TRANSPOSE関数を活用して、効率的なデータ整理を行ってください。