SORTBY関数の詳細解説(Excel)

ExcelのSORTBY関数の使い方をわかりやすく解説

SORTBY関数とは

ExcelのSORTBY関数は、指定した基準に従って配列をソート(並び替え)するための関数です。多次元のデータセットであっても、指定した列(または行)の値に基づいて他の列(または行)をソートすることが可能です。

類似関数にSORT関数があります。

SORTBY関数の構文

SORTBY関数の基本的な構文は次のとおりです。

=SORTBY(配列, 基準配列1, [並べ替え順序1], [基準配列2], [並べ替え順序2], ...)

引数の説明

  • 配列: 並び替える対象の配列を指定します。
  • 基準配列1: 配列をソートするための最初の基準となる配列を指定します。
  • [並べ替え順序1]: 基準配列1に従って配列をソートする順序を指定します。1は昇順、-1は降順です。省略した場合は昇順となります。
  • [基準配列2], [並べ替え順序2], …: オプションで、2番目、3番目…のソート基準となる配列とそれぞれの並び替え順序を指定します。

SORTBY関数のサンプル

具体的な例を使って、SORTBY関数の使用方法を詳しく解説します。

以下の表に示すデータセットを使用します。

ABC
1名前得点年齢
2山田8030
3佐々木9025
4鈴木8532
5田中8028

このデータセットにおいて、得点(B列)を基準に降順に(-1)、得点が同じ場合は年齢(C列)を基準に昇順に(1)並び替えるためには、以下のようにSORTBY関数を使用します。

=SORTBY(A2:C5, B2:B5, -1, C2:C5, 1)

この計算式により、得点の高い順(降順)、得点が同じ場合は年齢の若い順(昇順)にデータセットが並び替えられます。