ExcelのCHOOSEROWS関数の詳しい使い方
CHOOSEROWS関数は、配列から特定の行を選択して返すExcelの新しい関数です。この関数は、データセットから特定の行を選択的に取り出す際に非常に便利です。
CHOOSEROWS関数の書式
CHOOSEROWS関数の基本的な書式は以下の通りです:
=CHOOSEROWS(array, row_num1, [row_num2], ...)
「array」は新しい配列で返される行を含む配列を指します。「row_num1」は返される最初の行を指定し、「row_num2」は返される追加の行を指定します(省略可能)。
正の数を指定すれば上から数えた行の情報が返されます。負の数をを指定すれば下から数えた行の情報が返されます。
CHOOSEROWS関数の使用例
サンプル表(A1:B8)を使って関数の使用例を確認します。
学生番号 | 学生名 |
---|---|
101 | 山田太郎 |
102 | 鈴木花子 |
103 | 田中一郎 |
104 | 佐藤健太 |
105 | 藤吉早苗 |
106 | 黒川弘 |
107 | 飯田芳子 |
以下にCHOOSEROWS関数の使用例をいくつか示します。
- 例1: 範囲 A2:B8 の配列から、行 1、3、5、および 1 の配列を再度返します。
- 例2: 範囲 A2:B8 の配列の最後の2行の配列を、4行目から3行目の順に返します。
計算式の例1:
=CHOOSEROWS(A2:B8, 1, 3, 5, 1)
計算式の例2:
=CHOOSEROWS(A2:B8, -1, -2)
CHOOSEROWS関数使用時の注意点
CHOOSEROWS関数を使用する際には、指定する行番号が配列内に存在することを確認することが重要です。また、行番号の絶対値が0または配列内の行数を超えた場合、Excelは#VALUEエラーを返します。
関連する関数
CHOOSEROWS関数と同様に、ExcelではCHOOSECOLS関数もあります。CHOOSECOLS関数は配列から特定の列を選択的に取り出す機能を持っています。