ExcelのSHEETS関数の使い方
この記事では、Excelの「SHEETS関数」について解説します。SHEETS関数は、ワークブック内のシート数、または特定の参照範囲に含まれるシート数を返す関数です。書式は以下の通りです。
SHEETS(参照)
引数の解説
参照:(オプション) シート数を取得したい範囲の参照を指定します。参照を省略した場合は、ワークブック内のすべてのシート数が返されます。
サンプル1: ワークブック内のシート数を取得する
以下の例では、SHEETS関数を使ってワークブック内のシート数を取得しています。
=SHEETS()
この式は、ワークブック内のすべてのシート数を返します。
サンプル2: 特定の範囲に含まれるシート数を取得する
以下の例では、別のシート「Sheet2」のA1:C3の範囲を参照して、その範囲に含まれるシート数を取得しています。
=SHEETS(Sheet2!A1:C3)
この式は、「Sheet2」のA1:C3範囲に含まれるシート数を返します。ただし、通常のセル範囲では複数のシートを参照することはできないため、この例では1が返されます。
注意点
- SHEETS関数で特定の範囲に含まれるシート数を取得する場合、3D参照を使用する必要があります。3D参照とは、複数のシートを同時に参照する方法で、シート名の間にコロン(:)を使用して表記します。例えば、「Sheet1:Sheet3!A1」は、Sheet1からSheet3までのシートのA1セルを参照します。
- ワークブック内に非表示のシートがある場合でも、SHEETS関数はそのシートをカウントに含めます。
まとめ
この記事では、ExcelのSHEETS関数について解説しました。SHEETS関数は、ワークブック内のシート数、または特定の参照範囲に含まれるシート数を返す便利な関数です。ただし、通常のセル範囲では複数のシートを参照することはできないため、3D参照を使用する必要があります。また、非表示のシートもカウントに含まれることに注意してください。これらのポイントを理解して、SHEETS関数を上手に活用して、Excelでの作業効率を向上させましょう。
初級者の方にもわかりやすいよう、この記事ではSHEETS関数の基本的な使い方や注意点について丁寧に解説しました。関数の引数や使い方を把握した上で、ぜひ実際の作業で活用してみてください。