ExcelのISNUMBER関数の使い方を解説!
Microsoft Excelには、様々な関数が用意されており、データ分析や処理を効率的に行うことができます。今回は、その中でも「ISNUMBER関数」について解説していきます。
ISNUMBER関数は、指定したセルの値が数値であるかどうかを判定する関数です。数値の場合はTRUE(真)を、そうでない場合はFALSE(偽)を返します。書式は以下の通りです。
ISNUMBER(テストの対象)
ここで、「テストの対象」とは、数値かどうかを判定したいセルや値を指します。
ISNUMBER関数の基本的な使い方
それでは、実際にISNUMBER関数を使用してみましょう。以下のサンプル表を使って説明します。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 年齢 |
2 | 山田 | 男 | 34 |
3 | 佐々岡 | 女 | 25 |
4 | 岸川 | 男 | 28 |
例えば、B2セルにある「男」という文字が数値かどうかを判定する場合、以下のように関数を入力します。
=ISNUMBER(B2)
この場合、B2セルには「男」という文字が入力されているため、結果はFALSE(偽)となります。一方、C2セルにある「34」という値が数値かどうかを判定する場合、以下のように関数を入力します。
=ISNUMBER(C2)
この場合、C2セルには「34」という数値が入力されているため、結果はTRUE(真)となります。
ISNUMBER関数の応用例
ISNUMBER関数は、他の関数と組み合わせて使うことで、さらに便利になります。例えば、IF関数と組み合わせることで、セルの値が数値である場合とそうでない場合で、異なる処理を行うことができます。以下のサンプル表を使って説明します。
\ | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 年齢 | 結果 |
2 | 山田 | 男 | 34 | |
3 | 佐々岡 | 女 | 25 | |
4 | 岸川 | 男 | 28 |
例えば、D列に「年齢」のセルが数値であれば「OK」、そうでなければ「NG」と表示させる場合、以下のように関数を入力します。
=IF(ISNUMBER(C2), "OK", "NG")
この関数をD2セルに入力してコピーし、D3セルとD4セルに貼り付けます。すると、すべての「年齢」のセルが数値であるため、D列には「OK」と表示されます。
一方、C3セルを「?」に変更してみましょう。すると、D3セルの結果が「NG」に変わります。これは、C3セルの値が数値でないため、ISNUMBER関数がFALSEを返し、IF関数が「NG」を表示させるためです。
まとめ
今回は、ExcelのISNUMBER関数について解説しました。ISNUMBER関数は、指定したセルの値が数値かどうかを判定する関数であり、他の関数と組み合わせて使うことで、より高度な処理が可能になります。関数の使い方を理解し、データ分析や処理に活用してください。