ExcelのERROR.TYPE関数の使い方
ExcelのERROR.TYPE関数は、エラー値を返すセルを評価し、エラーの種類に対応する数値を返す関数です。この関数は、エラーが発生した場合の処理やエラーの解析に役立ちます。
ERROR.TYPE関数の書式
書式は以下のとおりです。
ERROR.TYPE(エラー値)
引数の説明
- エラー値:エラー値を含むセルまたは式。
ERROR.TYPE関数が返すエラーの種類
ERROR.TYPE関数が返す数値とエラーの対応は以下の通りです。
- #NULL! (範囲内で交差しない参照)
- #DIV/0! (0で除算)
- #VALUE! (引数や操作が適切でない)
- #REF! (無効なセル参照)
- #NAME? (関数名やセル範囲の名前が認識できない)
- #NUM! (数値が無効)
- #N/A (値が見つからない、利用できない)
- #GETTING_DATA (外部データ取得中)
エラーが発生していない場合、ERROR.TYPE関数は#N/Aエラーを返します。
ERROR.TYPE関数の使用例
以下にERROR.TYPE関数の使用例を示します。
例1)セルA1に`=1/0`(0で除算)が入力されている場合、#DIV/0!エラーが発生します。エラーの種類を調べるために、ERROR.TYPE関数を使うことができます。
=ERROR.TYPE(A1)
結果:2 (#DIV/0!エラーに対応する数値)
例2)エラーが発生していないセルを評価すると、#N/Aエラーが返ります。例えば、セルA2に数字が入力されている場合:
=ERROR.TYPE(A2)
結果:#N/A