Excel YIELDMAT関数の使い方 – 満期までの利回りを計算しよう
ExcelのYIELDMAT関数は、満期までの利回りを計算するための関数です。この関数を利用することで、債券投資の収益性を評価する際に役立ちます。本記事では、YIELDMAT関数の使い方や引数の意味、具体的なサンプルを解説していきます。
YIELDMAT関数の構文
YIELDMAT関数の構文は以下の通りです。
YIELDMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 現在価値, [基準])
引数の説明
- 受渡日 – 債券の受渡日です。日付形式で入力してください。
- 満期日 – 債券の満期日です。日付形式で入力してください。
- 発行日 – 債券の発行日です。日付形式で入力してください。
- 利率 – 債券の年利率です。小数またはパーセント形式で入力してください。
- 現在価値 – 債券の現在価値です。通常、100を基準にした値が使用されます。
- [基準] – 任意の引数で、年間の日数を表す基準を指定できます。以下のいずれかの数値を入力してください。
- 0 – 30/360(デフォルト)
- 1 – 実日数/実日数
- 2 – 実日数/360
- 3 – 実日数/365
YIELDMAT関数のサンプル
以下のサンプルでは、YIELDMAT関数を使って満期までの利回りを計算する方法を解説します。
例えば、発行日が2023/01/01で、利率が5%の債券を現在価値100で購入し、満期日が2023/12/31である場合の満期までの利回りを計算したいとします。
=YIELDMAT("2023/04/01", "2023/12/31", "2023/01/01", 0.05, 100)
この計算式を使うと、満期までの利回りが約 5.49% という値が返ります。
さらに、基準を指定して計算する場合は、以下のようになります。
=YIELDMAT("2023/04/01", "2023/12/31", "2023/01/01", 0.05, 100, 1)
この場合、基準として「実日数/実日数」を指定しています。計算結果として、満期までの利回りが約 5.52% という値が返ります。
まとめ
ExcelのYIELDMAT関数を使うことで、債券投資の満期までの利回りを簡単に計算することができます。関数の引数には、受渡日、満期日、発行日、利率、現在価値、および基準を指定します。初めてYIELDMAT関数を使う方でも、本記事の説明とサンプルを参考に、簡単に満期までの利回りを計算できるようになります。