ExcelのTBILLYIELD関数の使い方
ExcelのTBILLYIELD関数は、米国短期証券の利回りを計算するための関数です。この記事では、TBILLYIELD関数の使い方について、引数の解説やサンプルを交えながらわかりやすく説明していきます。
TBILLYIELD関数の構文
TBILLYIELD関数の構文は以下の通りです。
TBILLYIELD(受渡日, 満期日, 現在価値)
それぞれの引数について解説していきます。
受渡日
受渡日は、短期証券が売買される日の日付を指定します。日付は「2023/04/02」のようにスラッシュ(/)で区切って入力します。
満期日
満期日は、短期証券の満期を迎える日の日付を指定します。こちらも日付は「2023/04/02」のようにスラッシュ(/)で区切って入力します。
現在価値
現在価値は、短期証券の現在の価格を指定します。通常、短期証券は額面価格よりも低い価格で取引されます。
サンプルと解説
それでは、TBILLYIELD関数の使い方をサンプルを通して説明していきます。次の表は、3つの短期証券の受渡日、満期日、現在価値を示しています。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 受渡日 | 満期日 | 現在価値 |
2 | 2023/05/01 | 2023/08/01 | 98.0 |
3 | 2023/05/01 | 2023/11/01 | 96.5 |
4 | 2023/05/01 | 2024/05/01 | 93.0 |
それぞれの短期証券の利回りを計算してみましょう。まずセルD2に以下の式を入力して、1つ目の短期証券の利回りを計算します。
=TBILLYIELD(A2, B2, C2)
これにより、1つ目の短期証券の利回りが計算されます。
同様に、セルD3に以下の式を入力して、2つ目の短期証券の利回りを計算します。
=TBILLYIELD(A3, B3, C3)
最後に、セルD4に以下の式を入力して、3つ目の短期証券の利回りを計算します。
=TBILLYIELD(A4, B4, C4)
これで、それぞれの短期証券の利回りが計算されました。計算結果は以下の表の通りです。
\ | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
1 | 受渡日 | 満期日 | 現在価値 | 利回り |
2 | 2023/05/01 | 2023/08/01 | 98.0 | 0.08163 |
3 | 2023/05/01 | 2023/11/01 | 96.5 | 0.07234 |
4 | 2023/05/01 | 2024/05/01 | 93.0 | 0.07527 |
これで、TBILLYIELD関数を使って短期証券の利回りを計算する方法がわかりました。短期証券の投資判断やリスク評価に役立てることができます。
この解説記事が、ExcelのTBILLYIELD関数の使い方についての理解を深める助けとなれば幸いです。Excelは多機能であり、他にもさまざまな金融関数が用意されていますので、ぜひ活用してみてください。