ExcelのTBILLPRICE関数の使い方
この記事では、Excelの「TBILLPRICE 関数」の使い方について解説します。TBILLPRICE関数は、米国短期証券の価格を計算するための関数です。この関数を使って、短期証券の価格を求めることができます。
TBILLPRICE関数の構文
TBILLPRICE関数の構文は以下の通りです。
TBILLPRICE(受渡日, 満期日, 割引率)
引数について解説します。
- 受渡日:証券の受渡日(買い取り日)を指定します。日付を表す文字列か、DATE関数で作成された日付値を使用します。
- 満期日:証券の満期日を指定します。日付を表す文字列か、DATE関数で作成された日付値を使用します。
- 割引率:証券の割引率を指定します。割引率は、年間ベースの割合で表される値で、0から1の範囲内で指定します。
TBILLPRICE関数のサンプル
以下の表は、3つの短期証券の受渡日、満期日、割引率が入力されたものです。それぞれの証券の価格を求めてみましょう。
\ | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
1 | 受渡日 | 満期日 | 割引率 | 価格 |
2 | 2023/04/02 | 2023/07/02 | 0.05 | |
3 | 2023/04/02 | 2023/10/02 | 0.06 | |
4 | 2023/04/02 | 2024/04/02 | 0.07 |
まず、セルD2に以下の計算式を入力します。
=TBILLPRICE(A2, B2, C2)
計算結果として、99.375が返ります。これが、指定された条件における証券1の価格です。
次に、セルD3に以下の計算式を入力します。
=TBILLPRICE(A3, B3, C3)
計算結果として、98.470が返ります。これが、指定された条件における証券2の価格です。
最後に、セルD4に以下の計算式を入力します。
=TBILLPRICE(A4, B4, C4)
計算結果として、93.244が返ります。これが、指定された条件における証券3の価格です。
これらの計算結果をもとに、短期証券の価格を比較して投資判断を行うことができます。
まとめ
この記事では、Excelの「TBILLPRICE関数」の使い方について解説しました。TBILLPRICE関数は、米国短期証券の価格を計算するための関数で、受渡日、満期日、割引率を指定することで、短期証券の価格を求めることができます。この関数を使って、短期証券の価格を比較し、投資判断を行うことができます。