PRICEMAT関数の詳細解説(Excel)

ExcelのPRICEMAT関数の使い方

ExcelのPRICEMAT関数は、満期までの利息を加味した、買い取り価格を計算する関数です。この記事では、PRICEMAT関数の使い方や引数について詳しく解説し、実際のサンプルを使って計算方法を紹介します。初心者の方でもわかりやすいように、構文や引数の説明、サンプル例を用意しました。

PRICEMAT関数の構文

PRICEMAT関数の構文は以下のようになります。

PRICEMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 利回り, [基準])

PRICEMAT関数の引数について

PRICEMAT関数には6つの引数があります。うち5つは必須で、1つはオプションです。

  1. 受渡日:割引債の購入日を指定します。
  2. 満期日:割引債が満期に達する日を指定します。
  3. 発行日:割引債が発行された日を指定します。
  4. 利率:割引債の額面利率を指定します。
  5. 利回り:割引債の投資利回りを指定します。
  6. [基準]:(オプション)年間の基準日数を指定します。省略した場合は、30/360という基準が使用されます。

PRICEMAT関数のサンプル例

以下のサンプル表では、割引債の詳細が記載されています。

ABCDE
1受渡日満期日発行日利率利回り
22023/04/022024/04/022023/01/020.050.04
32023/05/012024/11/012023/02/010.060.045
42023/06/012024/12/012023/03/010.070.05

この表を使って、PRICEMAT関数を使用して各割引債の買い取り価格を計算してみましょう。以下のように入力します。

=PRICEMAT(A2, B2, C2, D2, E2)
=PRICEMAT(A3, B3, C3, D3, E3)
=PRICEMAT(A4, B4, C4, D4, E4)

これらの計算式によって得られる買い取り価格は以下のようになります。

  • 1つ目の割引債:99.274
  • 2つ目の割引債:98.920
  • 3つ目の割引債:97.488

これにより、各割引債の買い取り価格を簡単に計算することができます。

まとめ

ExcelのPRICEMAT関数は、割引債の買い取り価格を計算するための便利な関数です。引数には受渡日、満期日、発行日、利率、利回りを指定し、オプションで基準日数を指定することができます。この記事で紹介したサンプル例を参考に、PRICEMAT関数を使って割引債の買い取り価格を計算してみましょう。