ExcelのNPV関数の使い方

この記事では、Excelの「NPV関数」の使い方について説明します。NPV（Net Present Value）は、将来のキャッシュフローの現在価値を求める際に使用される関数です。投資案件の評価や事業計画の分析に役立ちます。

NPV関数の構文

NPV関数の構文は以下の通りです。

NPV(割引率, 値1, [値2], ...)

引数の説明は以下の通りです。

• 割引率：キャッシュフローを現在価値に割り引く際に使用する割引率です。割引率は通常、年率で指定されます。
• 値1, [値2], …：将来のキャッシュフローを表す値です。最低1つの値を指定する必要がありますが、複数の値を指定することもできます。

NPV関数の基本的な使い方

以下の例では、割引率5%、未来のキャッシュフローが1年目に10万円、2年目に20万円、3年目に30万円の投資案件のNPVを計算します。

=NPV(0.05, 100000, 200000, 300000)

この計算式を入力すると、約47万円のNPVが得られます。つまり、この投資案件の現在価値は約47万円です。

表を使用した例

以下の表を使って、NPV関数の使い方を見てみましょう。

上記表の値を使用して、NPV関数を計算するには、以下のように入力します。

=NPV(A2, B2, C2)

これにより、約26万円のNPVが得られます。つまり、この投資案件の現在価値は約26万円です。

まとめ

この記事では、ExcelのNPV関数の使い方について説明しました。NPV関数は、将来のキャッシュフローの現在価値を計算する際に使用される関数であり、投資案件の評価や事業計画の分析に役立ちます。引数に割引率と将来のキャッシュフローを指定し、NPVを求めることができます。

ぜひ、実際の投資案件や事業計画の分析にNPV関数を活用してみてください。これにより、投資判断や事業計画立案において、より正確で理解しやすい情報が得られるでしょう。