FVSCHEDULE関数の詳細解説(Excel)

ExcelのFVSCHEDULE関数の使い方

ExcelのFVSCHEDULE関数は、異なる複利計算期間の利率を考慮して、投資や貯金の将来価値を計算するための関数です。この記事では、FVSCHEDULE関数の使い方について説明し、簡単な例を用いて実際の利用方法を解説します。

FVSCHEDULE関数の構文

FVSCHEDULE関数の構文は以下の通りです。

FVSCHEDULE(元金, 利率配列)

引数には以下の値を指定します。

  • 元金 – 計算の基準となる金額です。
  • 利率配列 – 複利計算期間ごとの利率を含む配列または範囲です。異なる期間ごとの利率を考慮することができます。

FVSCHEDULE関数の基本的な使い方

次の例では、元金100,000円を3年間、それぞれの年で異なる利率で運用した場合の将来価値を計算してみます。利率は、第1年目が2%、第2年目が3%、第3年目が4%とします。

まず、Excelシート上に利率を記述し、範囲を選択します。

ABC
1利率
210.02
320.03
430.04

次に、FVSCHEDULE関数を使って将来価値を計算します。

=FVSCHEDULE(100000, B2:B4)

この計算式により、将来価値が約109,262円となることがわかります。

まとめ

ExcelのFVSCHEDULE関数は、異なる複利計算期間の利率を考慮して、投資や貯金の将来価値を計算するための便利な関数です。元金と利率配列を引数に指定することで、簡単に将来価値を算出することができます。異なる期間ごとの利率を考慮することができるため、金利が変動する投資状況などでも適切な計算が可能です。

今回は、FVSCHEDULE関数の基本的な使い方を簡単な例で解説しましたが、実際の投資や貯金のシミュレーションにも応用することができます。Excelを使って、自分の資産運用計画を立てる際に、ぜひ活用してみてください。