DOLLARDE関数の詳細解説(Excel)

ExcelのDOLLARDE関数の使い方

ExcelのDOLLARDE関数は、分数表現の金額を、10進数の金額に変換する際に使用される関数です。この記事では、DOLLARDE関数の使い方や、その構文について解説します。これを理解することで、効率的に金額の変換ができるようになります。

DOLLARDE関数の構文

DOLLARDE関数の構文は以下の通りです。

DOLLARDE(分数表現, 分母)

それぞれの引数について詳しく見ていきましょう。

分数表現

分数表現は、分数で表された金額を指します。たとえば、10.25という金額がある場合、10と25セント(10.25ドル)が分数表現です。

分母

分母は、分数表現の分母の値を指定します。通常、分数表現の金額は、ドルとセントで表されるため、分母は100になります。

使用例

それでは、DOLLARDE関数の使用例を見ていきましょう。以下の表に、分数表現の金額が入力されているとします。

ABC
1商品名分数表現10進数表現
2商品A10.25
3商品B5.5
4商品C20.75

この表のC列に、B列の分数表現の金額を10進数に変換した値を入力するには、以下のようにDOLLARDE関数を使用します。

=DOLLARDE(B2, 100)

この計算式をC2セルに入力し、C3とC4にコピーすれば、10進数の金額が表示されます。結果は以下のようになります。

ABC
1商品名分数表現10進数表現
2商品A10.2510.25
3商品B5.55.5
4商品C20.7520.75

上記の例では、分数表現の金額と10進数表現の金額が同じになりましたが、これは単に金額が整数と少数の場合だけでした。もし、もっと複雑な分数表現の金額がある場合も、DOLLARDE関数を使用すれば簡単に10進数表現に変換することができます。

注意点

DOLLARDE関数は、分数表現の金額を10進数表現に変換するために使用されますが、逆に10進数表現の金額を分数表現に変換する場合は、DOLLARFR関数を使用します。また、DOLLARDE関数は金額に特化した関数ですが、一般的な分数を10進数に変換する場合は、通常の除算を行うことで求めることができます。

以上で、ExcelのDOLLARDE関数についての解説を終わります。分数表現の金額を効率的に10進数表現に変換することができるため、会計や金融業界での作業をスムーズに行うことができます。