IMPOWER関数の詳細解説(Excel)

ExcelのIMPOWER関数について

IMPOWER関数は、Excelのエンジニアリング関数の一つで、指定した複素数を指定した数で累乗した結果を返します。複素数の累乗計算が必要な場合に使用します。

IMPOWER関数の構文

IMPOWER(複素数, 累乗数)

引数の説明

  • 複素数: この引数は必須です。累乗計算の基になる複素数を指定します。複素数は “x + yi” または “x + yj” の形式で、x と y は実数で、”i” または “j” は虚数単位を表す文字列です。
  • 累乗数: この引数は必須です。複素数に対する累乗数を指定します。整数または小数を指定することができます。

IMPOWER関数の使用例

以下にIMPOWER関数の使用例を示します。

IMPOWER("2+3i", 2)      
IMPOWER("1+1i", 0.5)    

上記の例では、最初の計算式では複素数 “2+3i” の2乗 “-5+12i” を返します。次に、”1+1i” の0.5乗 “1.09868411346781+0.455089860562227i” を返します。このように、IMPOWER関数は複素数の指定した累乗数による累乗計算を行うために使用されます。