ExcelのIMABS関数について
IMABS関数は、Excelのエンジニアリング関数の一つで、複素数の絶対値(または大きさ)を返します。複素数は実部と虚部からなり、”x + yi”または”x + yj”の形式で表されます。ここでxとyは実数で、”i”または”j”は虚数単位です。
IMABS関数の構文
IMABS(複素数)
引数の説明
- 複素数: 必須の引数です。この複素数の絶対値を計算します。複素数は “x + yi” または “x + yj” の形式で、x と y は数値で “i” または “j” は虚数単位を表す文字列です。
IMABS関数の使用例
IMABS関数の使用例を以下に示します。
IMABS("5+12i") IMABS("3+4i")
上記の例では、最初の計算式では複素数 “5+12i” の絶対値を計算して13を返します。次に、”3+4i” の絶対値を計算して5を返します。絶対値は、ピタゴラスの定理を用いて、平方根(実部^2 + 虚部^2)で計算されます。したがって、最初の例では sqrt(5^2 + 12^2) = 13、次の例では sqrt(3^2 + 4^2) = 5 を得ます。