HEX2OCT関数の詳細解説(Excel)

ExcelのHEX2OCT関数について

HEX2OCT関数は、Excelのエンジニアリング関数の一つで、16進数(ヘキサ)値を8進数(オクタル)値に変換します。逆に8進数から16進数への変換には、OCT2HEX関数を使用します。

HEX2OCT関数の構文

HEX2OCT(数値, [桁数])

引数の説明

  • 数値: 必須の引数です。16進数の値を指定します。指定する値は文字列形式であることに注意してください。この引数は10文字以下でなければならず、有効な16進数の文字(0-9, A-F)のみを含むことができます。
  • 桁数: オプションの引数です。結果の8進数が何桁になるべきかを指定します。この引数が指定されていない場合、または結果の桁数が指定された桁数よりも大きい場合、関数は結果の桁数に基づいて最小の桁数を返します。

HEX2OCT関数の使用例

HEX2OCT関数の使用例を以下に示します。

HEX2OCT("A")     
HEX2OCT("1D")    
HEX2OCT("FFFF")  

上記の例では、最初の計算式では16進数の”A”を8進数に変換して”12″を返します。次に、”1D”は8進数で”35″を返します。最後に、16進数の”FFFF”を8進数で表すと”7777777777″となります。これはHEX2OCT関数が2の補数形式を使って負の数を扱うためです。