ERF関数の詳細解説(Excel)

ExcelのERF関数について

ERF関数は、エクセルで提供されている統計関数の一つであり、誤差関数を計算します。統計学、物理学、または工学の分野でよく使われる関数で、正規分布やガウス分布を扱う際に特に便利です。

ERF関数の構文

=ERF(下限, 上限)

引数の説明

  • 下限: 必須の引数です。計算範囲の下限値を指定します。
  • 上限: オプションの引数です。計算範囲の上限値を指定します。省略した場合、上限は0とされます。

なお、ERF関数の引数は負の数も含めることができます。

ERF関数の使用例

ERF関数を使用して誤差関数を計算する基本的な例を示します。

=ERF(1)   
=ERF(-1, 1)   

上記の例(約0.843)では、まず最初の計算式では、下限値として1を指定し、上限を省略しています。これにより、ERF関数は-∞から1までの誤差関数の値を計算します。

次に、二つ目の計算式(約1.685)では、下限値として-1を、上限値として1を指定しています。これにより、ERF関数は-1から1までの誤差関数の値を計算します。