BITOR関数の詳細解説(Excel)

ExcelのBITOR関数について

BITOR関数は、2つの整数のビットごとの論理和を計算するエンジニアリング関数です。つまり、2つの数値をビットで表現した場合に、同じ位置のビットがどちらか一方でも1であれば結果のその位置のビットを1に、両方とも0であれば0にします。

BITOR関数の定義

BITOR関数は次のように定義されます:

=BITOR(数値1, 数値2)

ここで:

  • 数値1は、論理和を計算する最初の整数です。数値1は、0から(2^48)-1の範囲である必要があります。
  • 数値2は、論理和を計算する二番目の整数です。数値2は、0から(2^48)-1の範囲である必要があります。

BITOR関数の使用例

例1:

セルA1に5(ビットで表すと101)と入力し、セルB1に3(ビットで表すと011)と入力した場合、以下の式を計算します:

=BITOR(A1, B1)

この式の結果は、5と3のビットごとの論理和を返します。すなわち、結果は7(ビットで表すと111)となります。

例2:

セルA1に12(ビットで表すと1100)と入力し、セルB1に10(ビットで表すと1010)と入力した場合、以下の式を計算します:

=BITOR(A1, B1)

この式の結果は、12と10のビットごとの論理和を返します。すなわち、結果は14(ビットで表すと1110)となります。

BITOR関数は、ビット操作が必要な場面、例えば、ハードウェアの設定値の解析やエンコーディング、エンクリプション等で利用されます。