ExcelのBIN2OCT関数について
ExcelのBIN2OCT関数は、2進数(バイナリ)表記を8進数(オクタル)表記に変換するための関数です。この関数は、エンジニアリング関数群に含まれます。コンピューターサイエンスや情報工学など、ビット演算が必要な分野でよく利用されます。
BIN2OCT関数の定義
BIN2OCT関数は次のように定義されます:
=BIN2OCT(number, [places])
ここで:
- numberは2進数表記の数字を文字列として指定します。指定可能な文字列の長さは10文字までで、それは2進数で表された-512から511までの範囲をカバーします。
- placesは省略可能な引数で、結果として得られる8進数表記の文字数を指定します。結果の文字数が指定した値より少ない場合、結果の左側は0で埋められます。
BIN2OCT関数の使用例
例1:
セルA1に’1101’と入力した場合、以下の式を計算します:
=BIN2OCT(A1, 4)
この式の結果は、2進数表記の1101を8進数に変換した値を返します。すなわち、結果は’0015’となります。
例2:
セルA1に’1111111111’と入力した場合、以下の式を計算します:
=BIN2OCT(A1)
この式の結果は、2進数表記の’1111111111’を8進数に変換した値を返します。すなわち、結果は’7777777777’となります。
BIN2OCT関数は、ビット演算やハードウェアの設定値の解析など、様々な場面で利用されます。