BIN2DEC関数の詳細解説(Excel)

ExcelのBIN2DEC関数について

ExcelのBIN2DEC関数は、2進数(バイナリ)表記を10進数(デシマル)表記に変換するための関数です。この関数は、エンジニアリング関数群に含まれます。コンピューターサイエンスや情報工学など、ビット演算が必要な分野でよく利用されます。

BIN2DEC関数の定義

BIN2DEC関数は次のように定義されます:

=BIN2DEC(number)

ここで:

  • numberは2進数表記の数字を文字列として指定します。指定可能な文字列の長さは10文字までで、それは2進数で表された-512から511までの範囲をカバーします。

BIN2DEC関数の使用例

例1:

セルA1に’1101’と入力した場合、以下の式を計算します:

=BIN2DEC(A1)

この式の結果は、2進数表記の1101を10進数に変換した値を返します。すなわち、結果は13となります。

例2:

セルA1に’1111111111’と入力した場合、以下の式を計算します:

=BIN2DEC(A1)

この式の結果は、2進数表記の’1111111111’を10進数に変換した値を返します。すなわち、結果は-1となります。これは2の補数表現によるもので、最上位ビットが1の場合は負の数を示します。

BIN2DEC関数は、ビット演算やハードウェアの設定値の解析など、様々な場面で利用されます。