WORKDAY.INTL関数の使い方と効果
ExcelのWORKDAY.INTL関数は、指定した開始日から指定した営業日数後の日付を計算する関数です。ただし、週末や休日を自由に設定できます。これにより、様々な休日設定に対応した日付計算が可能になります。
WORKDAY.INTL関数の書式は次の通りです。
=WORKDAY.INTL(開始日, 日数, [週末], [休日])
引数について説明します。
- 開始日: 営業日数の計算を開始する日付を指定します。
- 日数: 開始日から数えた営業日数を指定します。
- 週末 (オプション): 週末の設定を指定します。省略した場合は、土曜日と日曜日が週末として設定されます。
- 休日 (オプション): 休日の日付を範囲で指定します。省略した場合は、休日は考慮されません。
それでは、サンプルを使って具体的な使い方を見ていきましょう。
\ | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
1 | 開始日 | 日数 | 週末 | 休日 |
2 | 2023/04/02 | 10 | 1 | 2023/04/29 |
3 | 2023/05/03 |
この例では、開始日が2023/04/02、日数が10、週末が土曜日と日曜日、休日が2023/04/29と2023/05/03としています。
次に、=WORKDAY.INTL(A2, B2, C2, D2:D3)と入力することで、2023/05/10が結果として返されます。つまり、開始日から10営業日後には、指定した週末と休日を除いた日付が計算されます。
WORKDAY.INTL関数を使うことで、様々な週末や休日設定に対応した日付計算が可能になり、仕事のスケジュールやプロジェクト管理などの際に非常に便利です。
週末の設定方法について詳しく見ていきましょう。週末は数値で指定し、以下のような値が利用できます。
- 1: 土曜日と日曜日 (デフォルト)
- 2: 日曜日と月曜日
- 3: 月曜日と火曜日
- 4: 火曜日と水曜日
- 5: 水曜日と木曜日
- 6: 木曜日と金曜日
- 7: 金曜日と土曜日
また、週末を1日だけにすることもできます。その場合、次のような値を使用します。
- 11: 日曜日
- 12: 月曜日
- 13: 火曜日
- 14: 水曜日
- 15: 木曜日
- 16: 金曜日
- 17: 土曜日
これにより、週末の設定を柔軟に変更することができます。
最後に、休日を複数指定する場合、範囲を指定することができます。たとえば、セルD2からD3まで休日を指定している場合、=WORKDAY.INTL(A2, B2, C2, D2:D3)のように範囲を指定することができます。
まとめると、WORKDAY.INTL関数を使うことで、開始日から指定した営業日数後の日付を計算することができます。さらに、週末や休日の設定を自由に変更できるため、様々なシチュエーションに対応できます。これにより、仕事のスケジュール管理やプロジェクト管理が容易になります。