Excelの「HOUR」関数は、指定されたシリアル値(日付や時刻)から、時間を抽出するために使用される関数です。シリアル値には、日付や時刻が含まれており、HOUR関数を使って時刻の「時間」部分だけを取り出すことができます。
関数の構文
HOUR関数の構文は以下の通りです。
=HOUR(シリアル値)
引数
- シリアル値:時間を抽出したい日付や時刻のシリアル値を指定します。
例
以下の表において、A列に時刻が記載されているとしましょう。B列には、A列の時間を抽出して表示するようにHOUR関数を使います。
\ | A | B |
---|---|---|
1 | 時刻 | 時間 |
2 | 9:30:00 | 9 |
3 | 15:45:00 | 15 |
4 | 20:15:00 | 20 |
B列において、HOUR関数を使用することで、A列の時刻から時間を抽出することができます。例えば、B2セルに次のような式を入力します。
=HOUR(A2)
この計算により、A2セルの時刻「9:30:00」から時間「9」が抽出され、B2セルに表示されます。同様に、B3セルとB4セルにもHOUR関数を使って、それぞれの時間を抽出できます。
HOUR関数は、時刻データから時間を抽出する際に非常に便利な関数です。ぜひ活用してみてください。