DVARP関数の詳細解説(Excel)

ExcelのDVARP関数の使い方について

この記事では、Excelの「DVARP関数」について解説します。DVARP関数は、データベース内の条件に一致するデータの分散を求めるための関数です。条件に一致するデータがない場合、DVARP関数はエラーを返します。

DVARP関数の構文

DVARP関数の構文は以下の通りです。

DVARP(データベース, フィールド, 検索条件)

それぞれの引数について説明します。

  • データベース:分散を求めるデータが格納された範囲を指定します。通常、データの見出し行を含めた範囲を指定します。
  • フィールド:分散を求める対象の列を指定します。列のラベル(見出し)か、左から数えた列番号を使用できます。
  • 検索条件:データベース内で分散を求める対象となるデータの条件を指定します。条件範囲には、対象の列の見出しと条件を入力した範囲を指定します。

サンプルデータ

以下のサンプルデータを使用して、DVARP関数の使い方を説明します。

ABC
1名前性別年齢
2山田34
3佐々岡25
4岸川28

DVARP関数の使用例

性別が男性の人たちの年齢の分散を求めるには、以下のようにDVARP関数を使用します。

=DVARP(A1:C4, "年齢", A1:B2)

この計算式を使用すると、性別が男性の人たちの年齢の分散は「=DVARP(A1:C4, “年齢”, A1:B2)」で12となります。この場合、検索条件の範囲にはA1:B2を指定していますが、以下のような検索条件範囲を作成する必要があります。

AB
1性別
2

上記のような検索条件範囲を用意し、DVARP関数に指定することで、性別が男性の人たちの年齢の分散が計算できます。

まとめ

DVARP関数は、データベース内の条件に一致するデータの分散を求めるための関数です。引数には、データベース、フィールド、検索条件を指定します。条件に一致するデータがない場合、DVARP関数はエラーを返します。

この記事では、DVARP関数の使い方とサンプルデータを用いた使用例を紹介しました。DVARP関数を理解し活用することで、条件に一致するデータの分散を簡単に計算できるようになります。初心者の方にもわかりやすいように解説しましたので、ぜひ参考にしてください。