DSTDEVP関数の詳細解説(Excel)

ExcelのDSTDEVP関数の使い方

ExcelのDSTDEVP関数は、指定された条件に一致するデータの母集団標準偏差を計算するための関数です。この記事では、DSTDEVP関数の構文、引数の解説、そして簡単なサンプルを通じて、初級者でも理解できるような丁寧な説明を行います。

DSTDEVP関数の構文

DSTDEVP関数の構文は以下のようになります。

DSTDEVP(データベース, フィールド, 検索条件)

引数の解説

DSTDEVP関数には3つの引数があります。

  1. データベース:データベースの範囲を指定します。範囲には、各列の見出しとデータが含まれます。
  2. フィールド:標準偏差を計算する対象の列を指定します。列の見出し(文字列)または列番号(数値)で指定できます。
  3. 検索条件:検索条件の範囲を指定します。範囲には、条件を満たすデータを検索するための各列の見出しと条件が含まれます。

サンプルと解説

以下のサンプル表を使って、DSTDEVP関数の使い方を説明します。

ABC
1名前性別年齢
2山田34
3佐々岡25
4岸川28

この表で、男性の年齢の母集団標準偏差を求めるには、以下のようにDSTDEVP関数を使用します。

=DSTDEVP(A1:C4, "年齢", A1:B2)

この計算式では、データベースにA1:C4の範囲、フィールドに「年齢」、検索条件にA1:B2の範囲を指定しています。

検索条件の範囲は、以下のように設定されています。

AB
1名前性別
2

この検索条件により、性別が「男」であるデータのみを対象に標準偏差が計算されます。この例では、男性の年齢は34歳と28歳です。これらのデータを使って、母集団標準偏差を計算すると、約3.0という値が返ります。

まとめ

この記事では、ExcelのDSTDEVP関数の使い方について解説しました。DSTDEVP関数は、指定された条件に一致するデータの母集団標準偏差を計算するための関数です。引数にはデータベース、フィールド、検索条件を指定します。サンプルを通じて、関数の使い方が初級者にもわかるように解説しました。

母集団標準偏差を計算する際に、DSTDEVP関数を活用してみてください。